モスフードサービスが3月8日、モスバーガー成増店(板橋区成増2)の最寄り駅・成増駅のホームと南口の駅名看板を「なりもす駅」に変更するなどの企画を行っている。
モスバーガー創業50周年記念事業の一環として、モスバーガー1号店の成増店と東武鉄道がコラボレーション企画を4月3日まで展開する。3月8日に行われた記念イベントでは、同社と同じく今年50歳を迎えたお笑いコンビ「中川家」の中川礼二さんが東武東上線の車掌制服に身を包んで登場。下板橋駅から成増駅まで車掌を務めた。
東武鉄道では期間中、東上線1編成車両の先頭と最後尾に50周年記念ヘッドマークを付け、「なりもす駅」(成増駅)を含む池袋駅~小川町駅間を特別車両が運行する企画を行う。同車両内と池袋駅1階の南口改札には「なりもすへ行こう!」フラッグを掲出する。モスフードサービスの広報担当者は「生まれ故郷である成増への感謝の気持ちを表現し、地域活性化を図りたい」と話す。
モスフードサービスは1972(昭和47)年3月に「成増名店街」地下ジューススタンド跡に実験店をオープンした後、同年6月に現在の「モスバーガー成増店」と同じ場所に八百屋の倉庫を借りて1号店をオープン。同社では現在、板橋区内に成増店をはじめ、西友成増店、ときわ台店、イオン板橋店、上板橋北口店、中板橋駅前店、大山駅前店、志村坂上店、西台店、高島平店の10店舗を出店している。
モスバーガー成増店は3月4日、期間限定のリニューアル改装店舗をオープン。成増の地名にちなんで「モスバーガー なりもす店」とし、店舗で発行するレシートにも「なりもす店」と記載する。店内には「モスバーガーチェーン年表」を掲出し、隣接するビルの屋上にも「なりもす 50周年を迎えました。ありがとうございます!」と書いた看板を掲出する。店舗入口にはバースデーケーキを模した50周年記念フォトスポットを設置。出店当時から1990(平成2)年まで販売していた「モス・ダブルバーガー」を現代風にアレンジした記念メニュー「なりもす・ダブルバーガー」(660円)の販売も行う。4月3日まで。
3月12日「モスの日」には、池袋、下板橋、大山、上板橋、成増など東武東上線全17駅で、オリジナル台紙と硬券切符3枚(600円×1枚+200円×2枚)をセットにした記念乗車券「モスバーガー50周年記念乗車券」(1,000円)を2000セット限定で販売する。
このほか、東武東上線・成増駅南口から川越街道につながる商店街「なりますスキップ村」では、50周年記念フラッグを約60本掲出。全国のモスバーガー店舗(一部店舗を除く)では、創業50周年を記念した「モスのミニノート」を会計時にプレゼント。板橋区内10店舗では、板橋区の観光キャラクター「りんりんちゃん」とモスバーガーの新キャラクター「リルモス」のシールを配布する(いずれも準備数なくなり次第終了)。
「モスバーガーなりもす店」営業時間は8時~22時。