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板橋区民栄誉賞に講談師・神田松鯉さん 初の文化人受賞

(左から)講談師の神田松鯉さん、坂本健板橋区長

(左から)講談師の神田松鯉さん、坂本健板橋区長

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 板橋区が3月19日、同区在住の講談師・神田松鯉(しょうり)さんの功績をたたえ「板橋区民栄誉賞」を贈呈した。

サプライズゲストで落語家・柳家権太楼さんも列席した

 神田さんは1970(昭和45)年、二代目神田山陽に入門。1973(昭和48)年、二つ目に昇任して「神田小山陽」と改名。1977(昭和52)年、真打ちに昇任。1992(平成4)年に神田松鯉を襲名し三代目となった。1988(昭和63)年は文化庁芸術祭賞を受けるなど、話芸が高く評価されている。

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 長編連続物の復活や継承に積極的に取り組み、講談の保存・継承に努めるだけでなく、丁寧な指導で後進の育成にも努めて多くの後継者を輩出。日本演芸家連合理事や落語芸術協会参与など要職を務め、講談界全体への貢献と功績が認められ、昨年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。

 板橋区民栄誉賞は、2012(平成24)年にロンドン五輪大会のボクシング競技で金メダルを獲得した村田諒太さんへの贈呈を最初に、リオ五輪大会の女子レスリングで金メダル4個・銀メダル1個を獲得した全日本レスリング女子チーム(登坂絵莉さん・吉田沙保里さん・伊調馨さん、川井梨紗子さん・土性沙羅さん・渡利璃穏さん)、同大会の男子競泳400メートル個人メドレーなどで金・銀・銅3個のメダルを獲得した萩野公介さんがこれまで受賞している。神田さんはスポーツ選手以外で初の受賞者となった。

 神田さんは板橋区民栄誉賞を受け、「おごらず、気後れせず、今後も歩みを進めていきたい」と意欲を見せる。