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成増に肉まん専門店「髙野」2号店 連日完売続きの人気ぶり

老麺肉まん専門店「髙野 成増駅前店」

老麺肉まん専門店「髙野 成増駅前店」

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 老麺(ろうめん)肉まん専門店「髙野」が2月17日、「髙野 成増駅前店」(板橋区成増2、TEL 03-6904-1333)をオープンした。

老麺肉まん専門店「髙野」成増駅前店

 都内2号店となる同店。オープン初日から来店客が行列を作るにぎわいぶりで、連日開店4時間ほどで商品が完売する状況が続いているという。

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 「髙野」料理長の髙野文雄さんは、赤坂飯店、富士会館、平和島大飯店などの高級中国料理店で修業した後、目黒雅叙園で料理長を長年務めるなど中国料理界では知られた人物。雅叙園で1日に数千個を売り上げたという老麺を使った伝統的な肉まんを手掛け、「日本中国料理友好会」を母体とする「日本中国料理調理師協会」の設立に当たっては日本の料理人を代表して台湾で本場の技術を学び、1975(昭和50)年に日本人で初めて、25歳の若さで「中国調理最高資格」(現在の「特級厨師」資格)を取得した。

 老麺は中国の伝統製法で、水と小麦粉だけを原料に、添加物を一切使わずに自然発酵させた自家製酵母を使って作る生地。老麺種の維持管理は難しく、世界中の中国料理界でも老麺を扱える職人は片手で数えるほどだという。髙野さんは中国で1600年以上の歴史がある正統な技術を受け継ぐ日本でも数少ない「老麺師」の一人として、弟子や後輩の育成、「日本中国料理友好会」特別役員や「全国料理長 美食会」の会長を務めるなどして団体交流にも尽力してきた。

 70歳を過ぎた髙野さんが次男の賢司さんらと「髙野 大山店」(板橋区大山)をオープンしたのは2017(平成29)年12月。かつて故郷の山梨から上京して料理人生活を始めた板橋区で、以前は高級中国料理店でも作られていた老麺肉まんの復活と、職人技術の伝承を目的に「地域に根差した店を作りたい」と出店したという。大山店で店長を務めていた賢司さんは現在、二代目老麺師として文雄さんの老麺作りをサポートする。

 成増駅前店の店長を務める文雄さんの三男・髙野大輔さんは「大山店のことをご存知で当店に足を運ばれた方もいらっしゃるが、大半は地元近隣の方々。駅前でバス乗り場にも近い立地が功を奏してか、幸先のよいスタートが切れた」と話す。

 「料理長と兄の2人が、取手市の工場に連日こもって多めに製造を行っているが、想定以上の来店者数に供給が追いついていない。夜に来店されたのに店じまいだったという方もいるので、3連休は朝から列ができて早めに販売終了となってしまう可能性もある。来店前に当店のツイッターアカウントなどで開店状況を確認していただければ」とも。

 メニューは大、老麺肉まん(380円)、老麺花捲(1パック3~5個入り300円)、老麺こしあん・老麺蓮の実あん・老麺胡麻あん・季節のあんまん(各330円)、肉しゅうまい・エビしゅうまい(6個入り550円、10個入り850円)、ミックスしゅうまい(6個入り600円、10個入り900円)、中華ちまき(430円)、生ザーサイ(330円)など。

 成増駅前店はテークアウト販売を中心に、5人ほどが座れるイートイン席で店内飲食もできる。

 営業時間は10時30分~20時(準備数なくなり次第終了)。

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