板橋区立熱帯環境植物館(板橋区高島平8、TEL 03-5920-1131)で1月28日、世界各地のさまざまな植物から作られるお茶と香りを紹介する特別展「お茶と香り展」が始まった。
同展では、「チャノキ」から作られる日本茶・紅茶・中国茶を展示し、特徴や香り、味わい方についても紹介。「日本人とお茶」にまつわる文化についても茶器などの実物とパネル解説で紹介する。お茶は種類ごとにケースに入れて展示し、茶葉の香りや見た目の違いを一つひとつ楽しむことができる。チャノキ以外の世界のさまざまな植物の葉、花、実、樹皮、根などから作られた健康茶やハーブティーのコーナーも設け、同館で育てている植物を中心に紹介。独特な風味や効能と共に、茶葉になる前の植物の姿を知ることができる展示となっている。会場内には茶摘み娘の衣装や野だてエリアを用意した記念写真コーナーも設けている。
2月1日と22日は、1869(明治2)年創業の茶葉店「宮野園」(埼玉県狭山市)の茶匠(ちゃしょう)・宮野圭司さんを講師に招き、日本三大茶の一つとされる「狭山茶」などさまざまなお茶の試飲体験と、「おいしいお茶の淹(い)れ方」講座(10時30分~12時・13時~15時、参加無料、各日先着100人)を行う。
11日は先着100人の入館者に「バレンタインプレゼント」としてお菓子を配布するほか、ジャズシンガーのHONAMI(ホナミ)さんがバレンタインライブ(14時~、15時30分~、各回先着70人)を行う。
19日は、室町時代から続く香司(こうし)の名跡で、東京では「銀座香十(こうじゅう)」として香文化の啓蒙活動を行ってきた「香十天薫堂(こうじゅうてんくんどう)」(中央区銀座)から小林正人さんらを招く聞香(もんこう)体験講座「お香と香木の香りを『聞く』体験」(13時30分~15時、参加費1,000円、要事前申し込み・抽選30人)を行う。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入館料は、一般=260円、小中学生・65歳以上=130円、未就学児無料。土曜・日曜は小中学生入館無料。月曜休館(2月24日は開館、25日休館)。3月1日まで。