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高島平で「大水族館」 ダイバーシティウォールパズルアートの体験展示

time spotでは猫沢さんの立体造形作品も展示

time spotでは猫沢さんの立体造形作品も展示

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 「ダイバーシティウォールパズルアート」を手掛ける猫沢八郎さんによる体験型アートプロジェクト「猫八大水族館」が7月27日、コミュニティースペース「time spot」(板橋区高島平8、TEL 03-6906-8803)でのワークショップを皮切りに、高島平駅構内や板橋区立熱帯環境植物館で開かれる。

展示会場内を泳ぎ回るカラフルな魚たち

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 ダイバーシティウォールパズルアートは猫沢さん発案によるワークショップ形式の体験型アートプロジェクトの名称で、参加者が猫沢さんと一緒にクレヨンや絵の具などを使い、パズルのように切り分けられた用紙に思い思いに色を塗って大きなアート作品を共同で仕上げていく。新宿区の障がい者福祉施設や幼稚園・小学校をはじめ、板橋区や練馬区など都内を中心に、これまで地域イベントや児童のインクルーシブ教育にも採用されている。

 水族館をモチーフにしたダイバーシティウォールアートのプロジェクト「猫八大水族館」は、2014(平成26)年に新宿区立の小学校で開催されたワークショップで海の生物をモチーフにした作品制作に取り組んだのをきっかけに生まれ、毎年夏の恒例イベントとなって今回で6回目。板橋区では、昨年開催された高島駅構内での「大水族館」展示を前にtime spotで初めてワークショップを行い、今回で2回目となる。

 今回time spotでは「time spot×猫八大水族館 クレヨンカフェ」と題し、7月27日から8日間、ワークショップと展示が行われる。新宿区の障害福祉センターや幼稚園、介護施設「デイサロン凛」(板橋区赤塚)や「creation space en∞juku」(板橋区板橋3)で行われたワークショップ作品が、猫沢さんの立体造形作品「Pieceful World」と合わせて展示され、27日からのワークショップで完成した作品も随時展示に加える。

 熱帯環境植物館では「猫八大水族館 in ねったいかん」が8月12日からスタート。地下一階の映像ホールを会場に、「Pieceful World」を除くtime spotでの展示が引き継がれ、初日に行われるワークショップ作品が展示に加えられる。8月16日から高島平駅改札内の駅構内でも「猫八大水族館」が行われるが、こちらは昨年制作された別作品を展示するという。

 猫沢さんは「5年前、小学校でのワークショップから誕生した『猫八大水族館』。いつか実現できたらと願っていた本物の水族館で開催できるのがうれしい。time spotでは、ワークショップで新たに作った物に加えて、新宿区の施設や板橋のワークショップで生まれたカラフルな魚やウミヘビ、チンアナゴたちと、『Pieceful World』も一緒になって、今までで一番規模の大きい展示になる。ワークショップには気楽に参加してもらい、おしゃべりも交えて、多くの人たちと作品づくりの楽しさを分かち合いたい」と話す。

 「クレヨンカフェ」開催時間は13時30分~21時(20時最終受付、最終日は17時まで)。入場無料。ワークショップ参加費は1,000円(1ドリンク付き)。8月3日まで。

 熱帯環境植物館の営業時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は、一般=260円、小中学生および65歳以上=130円、未就学児無料。土曜・日曜のほか、7月23日~8月24日は小中学生無料。12日のワークショップ開催時間は10時~12時・13時~17時(16時30分最終受付)。参加無料。展示は8月24日まで。

 高島平駅改札内は、電車始発の5時前後から終電時間(翌0時過ぎ)。8月31日まで。

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