「蓮根つながり食堂&カフェ」は2月9日、介護付き有料老人ホーム「アイムス蓮根」(板橋区蓮根3)で「蓮根つながりボードゲーム大会」を行った。
入場時に渡される50円分のチケットと交換できる駄菓子屋さんも人気
「蓮根つながり食堂&カフェ」は、グラフィックデザイナーの松本初夏(はつか)さんが蓮根・西台エリアにも「子ども食堂」のような拠点を作ろうと2018年9月に立ち上げた任意団体で、親子向けのレクリエーションイベントを企画運営している。
当日はおもちゃコンサルタントの小澤龍之輔さんとコラボし、幼児から大人まで楽しめる20種類以上のカードゲームやボードゲームを紹介した。会場には60人以上の親子が参加し、小澤さんの説明を受けながらゲームを楽しんだ。中には大人だけで集まって真剣な表情でゲームに興じるグループもあった。
参加者からは「多くの人と、こんなにいくつものゲームで遊んだのは初めてで楽しかった」「次の開催が決まったら教えてほしい」との声が寄せられた。
小澤さんは「ボードゲームは子どもも大人も対等に楽しめるコミュニケーションツール。これだけ大勢の人が集まっての開催は初めて。子どもだけでなく大人にも楽しんでもらえたようでよかった」と話す。
おもちゃコンサルタントや保育士でもある自身のスキルを生かして地域貢献したかったという小澤さんは、いたばし総合ボランティアセンターが板橋区内の各地域で展開していた「まちの学校」主催の居場所作りイベントで松本さんと知り合い、同じ蓮根で子育てする者として協力できたらと「蓮根つながり食堂&カフェ」の運営に初回から関わってきた一人。
松本さんは「これまでのイベントで、暇を持て余している子どもたちにポケットやバッグからゲームをパッと取り出して遊ばせる小澤さんの姿を何度となく見かけていて、ゲーム大会をやりたいとお願いした。参加者からは『もっと遊びたかった。明日もやりたい』との声もあった。小澤さんと近々また、ボードゲーム大会を開催したい」と意欲を見せる。
「『蓮根つながり食堂』に毎回多くの人が参加する状況を見て、地域に必要とされている取り組みだと感じている。地域に欠かせないコミュニティーになれば」とも。
「蓮根つながり食堂&カフェ」の次回イベントは4月6日、板橋区内で子育てイベントやアート系ワークショップを手掛ける「WakuWakuサロン」と共催で、アイムス蓮根を会場に手形アートのワークショップを行う予定。