都営三田線新高島平駅前の緑地帯で、7月7日、高島平グリーンテラスが開催された。
同イベントは、アーバンデザインセンター高島平(UDCTak)などが主体となって継続して行っているもので、今回で3回目。新高島平駅エリアでの開催は初めてとなる。
会場となったのは、西高島平駅から西台駅までの4駅にわたって都営三田線と並んで続く緑地帯で、地元では「グリーンベルト」などと呼ばれて親しまれている。七夕当日ということもあり、七夕飾りや短冊作りなどのワークショップも行われた。
今回の目玉企画として、区立子ども動物園とのコラボレーションで、同園からポニーやモルモットなどの動物も登場。団地や商店街をバックに、ポニーに乗ったり、モルモットを抱いたり、集まった子どもたちも楽しんでいた。
区では、長期的な取り組みである「高島平グランドデザイン」の動きとも連動させ、高島平地域全体の魅力を高めるために、緑とにぎわいの都市空間をデザインしたプロムナードの再生を掲げており、会場となった緑地帯もその対象区域となっている。イベントは、再生後のにぎわいや地域活動の創出を見据えた社会実験であるとともに、アーバンデザインセンター高島平の活動PRも兼ねており、地域活動への幅広い参加促進にも期待するものとなっている。
近隣住民からは「当日までこのイベントがあることを知らなかった」などの声もあり、「今度ある時はもっと早く教えてほしい」「新高島平駅前でのイベントを今後も続けてほしい」といった、次の開催を踏まえた意見も多く聞こえた。会場前にある商店街の店主からも、「夏祭りなど、この緑地帯は地元の人が多く集まるイベントもあるエリア。今回の取り組みも、きちんと続ければきっと盛り上がっていく」と期待を寄せていた。