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板橋・赤塚の古民家で「ヒナマツリ」展 幕末から明治期のひな人形や大正期の5段飾りなど

幕末から明治初期の内裏びな

幕末から明治初期の内裏びな

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 板橋区立郷土資料館(板橋区赤塚5、TEL03-5998-0081)内にある板橋区登録有形文化財の古民家・旧田中家住宅で現在、同館が所蔵するひな人形の展示が始まった。

大正時代の5段飾りや戦前期の段飾り、昭和30年代のひな人形も

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 同館では1972(昭和47)年に寄贈を受けて解体・移築された旧田中家住宅の有効活用の一環で、時節に応じた飾り付けを行って一般公開する「古民家年中行事」を行っている。

 毎年2月下旬から4月にかけての桃の節句にちなみ、ひな人形を展示する「ヒナマツリ」を行っており、今年は幕末から明治時代の内裏びな3組、昭和30年代のもの1組、大正時代の5段飾り1組、戦前期の段飾り2組を古民家内に展示し、資料館1階ロビーにも幕末から明治初期にかけての内裏びな1組と小さな段飾りを飾っている

 同館学芸員・斉川さんによると、古民家年中行事の中でもヒナマツリは特に来場者の人気が高いという。「ここ数年は内裏びな・段飾りとも4組前後を展示しているが、人形の数などは年によって少しずつ替えている。資料館で開催中の特別展や、隣接する赤塚溜池公園で3月3日・4日に開かれる赤塚梅まつりに足を運んだ流れで、古民家にも立ち寄って歴史あるひな人形や昔ながらのひな飾りを見に来てもらえたら」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。入場無料。月曜休館。4月8日まで。

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