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成増駅前で赤塚諏訪神社獅子舞披露 345年の歴史ある民俗文化財

赤塚諏訪神社獅子舞

赤塚諏訪神社獅子舞

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 板橋区立成増図書館(板橋区成増3)で1月14日、板橋区の有形民俗文化財「赤塚諏訪神社獅子舞」が披露され、今年一年の五穀豊穣(ごこくほうじょう)と悪疫(あくえき)退散を祈願した。

成増図書館内から笛と太鼓のはやしとともに登場

 獅子舞の奉納を披露した「赤塚諏訪神社獅子舞保存会」の副会長・小松弘明さんによれば、赤塚諏訪神社の獅子舞は江戸時代前期、1673(延宝元)年に下赤塚村の春日太郎兵衛という人物が日光の二荒山(ふたらさん)神社を訪ねた際に奉納舞いの神事を目にして深く感銘を受け、現地に逗留(とうりゅう)して習得した後に地元に持ち帰って来たという。

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 赤塚に伝えられてから345年の歴史を持つ伝統芸能で、現存する三頭立ての獅子舞では全国で9番目に古く、太平洋戦争の際に一時中断を余儀なくされたが、1953(昭和28)年に復活。1977(昭和52)年に地域有志で保存会が結成され、2007年には板橋区の有形民俗文化財に登録された。

 雌獅子(めじし)・中獅子(なかじし)・大獅子(おおじし)からなる一人立ち三頭の獅子舞による奉納は、現在も赤塚の諏訪神社と八幡神社で神事として行われるほか、板橋区民まつりや農業まつりなど多くの地域イベントでも毎年披露されている。成増図書館が主催する新年の獅子舞披露は、2010年を最初に今年で9年目を迎える。

 今回、建物の3階にある図書館内からスタートした一連は、笛と太鼓のはやしとともに1階のピロティまで練り歩き、解説を交えながら五穀豊穣と悪疫退散を祈願する奉納舞いを披露した。

 獅子舞を見に集まった親子らから、「想像していた獅子舞と見た目が違って最初は戸惑ったが、伝統芸能としての歴史が感じられて興味深かった」「子どもたちも楽しんだようで、近くまで寄って行って真面目な顔で見入っていた」といった声が上がっていた。

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