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新年恒例の「板橋七福神」開帳始まる 西光院への奉納から82年

板橋七福神の巡拝マップは各寺院で配布され、専用色紙も購入できる

板橋七福神の巡拝マップは各寺院で配布され、専用色紙も購入できる

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 板橋区南町の西光院(さいこういん)を含む7寺院で1月1日、「板橋七福神」の開帳が始まった。

板橋七福神めぐりの発端となった西光院

 「板橋七福神」は1936(昭和11)年、みこし飾りや神社・寺院の彫り物を中心にノミを振るって「彫金さん」の通称で現・板橋区熊野町の交差点の一角に店を構えていた町彫師(まちほりし)の田中金太郎さんが、菩提(ぼだい)寺だった西光院に奉納した手製の七福神像。後に同院から区内の6寺院に各尊像が寄贈され、翌1937(昭和12)年から巡拝が始まったという。

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 七福神の尊像はいずれも高さ約25センチの白木作り。恵比寿天=観明寺(かんみょうじ、板橋区板橋3)、毘沙門天=文殊院(もんじゅいん、仲宿)、福禄寿=長命寺(ちょうめいじ、東山町)、弁財天=安養院(あんよういん、東新町2)、布袋尊=西光寺(さいこうじ、大谷口2)、大黒天=西光院、寿老人=能満寺(のうまんじ、練馬区旭丘2、奉納当時の練馬区は板橋区の一部)にそれぞれ安置され、毎年年明けから期間限定で一般公開されてきた。

 西光院の副住職・鈴木道盛(どうせい)さんは「当時住職だった私の祖父が、彫師としての技量も高く信仰心に厚かった彫金さんによる七福神の御利益をと、組寺(くみでら)だった近隣の寺院に寄贈して「板橋七福神めぐり」を広めたと伝え聞いている。当初は各寺院の檀家(だんか)を通じた小さな取り組みだったものが、今では区内外で知られるようになり長年続いている」と話す。新年の七福神巡拝だけなく、同院では御朱印を求める参拝者も例年多いという。

 板橋区職員は「徒歩でも4~5時間ほどで7寺院を巡ることができるが、範囲は広く全行程で約10キロと都内の七福神巡りの中では比較的距離が長い。巡拝ルートは決められていないので、ほかの文化財や周辺の観光スポットを回りながら、日にちを分けるなどしてゆっくり楽しんでほしい」と話す。

 板橋七福神めぐりの専用色紙=500円、色紙御朱印=200円、板橋七福神ステッカー各1枚=100円(以上、各寺院共通)。

 板橋七福神の公開時間は9時~16時ころ。今月7日まで。巡拝無料。