NPO法人マンションなんでも相談所が8月28日、高島平第3住宅管理組合集会室(板橋区高島平3)で「夏のなんでも相談会2016~高島平からマンションの未来を見つめる~」を開催する。
同NPOはもともと任意団体として活動し、当初から分譲マンションなどの管理士から相談を受けることが多かったという。役員にまつわる人間関係や老朽化した建物など、集合住宅での暮らしにおけるソフト・ハード面の悩みや不満の受け皿がないことが問題だと考え、今年4月にNPO法人化し、相談窓口を開設した。普段は毎月第1・第3金曜の13時~17時(受付は16時まで)に定期相談窓口を開いている。
代表理事の福田秀樹さんは「集合住宅の問題点はいろいろな形で見えてくる。例えば、植栽や駐輪場、掲示板の状態などを見れば、その住宅の管理状況はある程度予測できる。分譲住宅は特に近所の人同士長い付き合いになることもあり、不満や相談したいことがあってもそれを周囲にはなかなか言えない場合も多い。そんなストレスを軽減できれば」と話す。
「区にも住宅行政課などがあるが、どうしても現場の細かいところまでは把握できない。そこで、実際の声を聞きデータをまとめることで、街づくり全体にも貢献できればと考えた。例えば一つのマンションの管理が不十分なだけで、景観や治安という部分から街全体に影響もする。事務所を構えている高島平地域にも築年数の経過した集合住宅が多くある。そこに出てくる問題点を早い段階で解決し、地域としての大きな問題になるのを未然に防ぎたい」とも。
当日は、NPO法人の発足あいさつの後、高島平地域で行ったマンション実態調査などの活動報告を行う。後半は「なんでも相談会」として、マンション管理士や工事・リフォームの専門家が直接相談を受ける。
開催時間は13時~17時(12時30分受け付け開始)。参加費は500円(ドリンク・お菓子付き)、小学生以下無料。申し込み不要。問い合わせは同NPO(TEL 03-5998-1022)まで。