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成増でドキュメンタリー映画「サンマとカタール」上映会 女川の復興と地域住民追う

定点カメラで2年間撮り続けた女川町
(c)2016 Japan-Qatar Partners

定点カメラで2年間撮り続けた女川町 (c)2016 Japan-Qatar Partners

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 成増アクトホール(東京都板橋区成増3)で8月22日、宮城県女川町の復興を追ったドキュメンタリー映画「サンマとカタール 女川つながる人々」の上映会が開催される。

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 東日本大震災から丸5年がたち、復興への取り組みが続く女川町。同町は被災時、住民の1割近くが犠牲になり8割近くが住まいを失った。町の中心部を津波に奪われた町民がどうやって立ち直ってきたのか。町はどう変化したのか。同映画では女川町民約30人が出演し、復興の現実を伝える。

 震災前は日本有数のサンマ漁獲量を誇り、銀鮭やホヤの漁獲量が国内シェア7割を占めていたという同町。町内総生産の9割を水産業が占め、人口の半数が水産業に携わっていた。そこで中東カタールから贈られた大型冷蔵冷凍庫「マスカー」の操業を第一歩に同町の水産業を再び盛り上げていくなど、若者を中心にした復興への取り組みは多岐にわたる。

 出演者の一人阿部淳(あつし)さんが震災の翌年に企画した「復幸祭(ふっこうさい)」もその一つ。当初は批判もあったが、津波の際に高台に避難する事を伝承する復幸男レースは、震災の記憶を次代に伝えることも大切との思いから行っている。

 同映画では定点カメラを使い、2年間刻々と変化していく街の様子も映し出す。

 上映会は14時開場、14時30分開演。チケットは前売り・当日券ともに1,000円。高校生以下無料(チケットに係員の印がないものは無効)。

 問い合わせは「サンマとカタール」板橋上映実行委員会・星野さん(TEL 090-8341-1784)まで。

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