板橋区立リサイクルプラザ(板橋区舟渡4)で2月26日、「第2回 フリーマーケット&おもちゃ交換会」が開かれた。
同施設の屋内にはリサイクル活動に関する各種施設があり、屋上には太陽光発電設備や荒川河川敷の自然が一望できるバードウォッチングのコーナーが常設されている
同区が掲げる「人と環境が共生する資源循環型都市『エコポリス板橋』の実現」に向けて、2006年1月から、リサイクル活動の啓発・推進に重点を置いた取り組みを行っている同施設。
同施設内は「処理ゾーン」と「プラザザーン」の2つに分かれ、「処理ゾーン」では区内で回収されたびん・缶を選別・圧縮して再資源化する様子をガラス越しに見学することができる。「プラザゾーン」には、衣類・雑貨・大型家具などリサイクル品の展示販売や、ゴミ・リサイクルに関するパネル展示、図書コーナーを設けるほか、環境に関する講座・イベントなどを行っている。荒川河川敷を展望できる屋上にはバードウオッチングコーナーも常設する。
「フリーマーケット&おもちゃ交換会」は、昨年1月に10周年イベントの一環として始まり、今回で3回目。同施設館長の山本雅啓さんによると、親子で施設に足を運んでもらい、もっとリサイクル活動や環境問題に関心を持って家族で話し合うきっかけになればと、館内でフリーマーケットとおもちゃ交換会を開催したという。
山本さんは「おもちゃ交換会ではスタンプカードを発行し、ポイントに応じておもちゃを交換できるシステムにしたところ好評だった」と話す。持参したおもちゃの種類・点数や、一緒に来場した家族の人数に応じてポイントを付与し、有効期限内でポイントを消化して「おもちゃ交換会」で会場内に並べたおもちゃと交換できる。
このほか、同施設では家庭内で不要になった衣類・雑貨・家具の無料回収も随時受け付けており、即売会も行っている。「特にここ数年、大型家具の購入に施設を訪れる人が増えている」と山本さん。今後の課題や展望については、「親子連れや年配の来場者が増えているが、学生や20代の若い世代の施設利用が少ない。荒川河川敷の自然が一望できる点や、ロッカー室や運動後の汗を流すシャワーも完備している点などをもっとアピールし、環境問題ばかりでなく、スポーツを楽しむ人たちに認知を広げていきたい」と話す。
次回の「フリーマーケット&おもちゃ交換会」は3月19日、荒川河川敷でイベント併催する「板橋Cityマラソン」開催日に行う。開催時間は10時~14時。