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大東文化大で4回目のまちづくりワークショップ 企業・学生団体も視察

ワークショップのルールを話すゼミ生の豊田真都さん

ワークショップのルールを話すゼミ生の豊田真都さん

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 大東文化大学(板橋区高島平1)社会学部准教授の飯塚(めしつか)裕介さんとゼミ生による産学連携プロジェクトのワークショップが10月3日に行われた。

街の機能を検討する際に使ったミニサイズのフラッグ

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 5月に始め、今回で4回目となる。板橋区高島平まちづくり推進課の担当者のほか、企業からはUR都市機構、URリンケージ、トヨタモビリティ東京、ベナの担当者が参加した。地域創生を目的とした学生団体「2ND SPRING」もワークショップを視察。議事進行や発表の取りまとめは、ゼミ生の村上里奈さん、豊田真都(まひろ)さんが中心となって行った。

 ワークショップでは3グループに分かれ、高島平団地内で新たな活用を想定している3つの敷地に盛り込む建物や自然、コミュニティーなどの「機能」の組み合わせを検討した。

 研究室で同プロジェクトに携わる飯塚さんは「今回検討し合った機能について、どれぐらいの面積が必要なのか、物理的に収まるのかなど、現実的に機能の組み合わせが可能かどうか分析することも大切」とアドバイスした。

 「次回のワークショップまでに、多様な利用者像を想定したペルソナごとの利用シーンをシミュレーションし、ニーズに応えられているかどうかを学生たちで検討する」とも話し、学生案をまとめる最終段階に入ることを示唆する。

 2ND SPRING代表の松永薫さんは「私たちも高島平団地を起点とした地域社会の発展のための施策を提案していることから参加した。地域の特性をワークショップで多角的に捉え、それを誰でも理解できるように伝える工夫も見られ、大変勉強になった」と同世代の活動をたたえる。

 次回ワークショップは12月に行う予定。

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