
女子プロサッカー「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」は4月12日、ホーム「味の素フィールド西が丘」(北区西が丘)でWEリーグ第17節サンフレッチェ広島レジーナと対戦し、1‐0で勝利を収めた。入場者数は1360人。
日テレ・ベレーザのスターティングイレブン(写真提供=WE リーグ)
この日は、ホームタウンである板橋区の「区民観戦デー」として開催し、試合前には坂本健区長によるウエルカムスピーチとキックインセレモニーを行った。
試合は、両チームとも前半からチャンスを作り出すも得点には至らず、スコアレスのまま終盤へ。均衡を破ったのは、後半アディショナルタイムの91分。途中出場の松永未夢選手がドリブルで攻め上がり、相手DFを交わしてスルーパス。これに反応した北村菜々美選手がゴール前に走り込み、左足で冷静に流し込んだ。これが決勝点となり、日テレ・ベレーザが接戦をものにした。
苦しい展開となった試合を振り返り、松田岳夫監督は「本当にいい勝ち方。それはゲームの流れだけではなく、失点をゼロに抑えられたこと。それから、ゴールを最後に取れたこと。これはチームにとって、非常に大きい。チームの総合力で残りの試合を戦っていきたい」と、残り5試合への意気込みを語った。
この勝利で確実に勝ち点3を積み上げた日テレ・ベレーザは、首位を走るINAC神戸レオネッサに勝ち点1差の2位をキープ。次節は4月16日、勝ち点1差で3位につける浦和レッズレディースとアウェーで対戦する。次回のホームゲームは4月27日、ちふれASエルフェン埼玉を「味の素フィールド西が丘」に迎える。15時キックオフ。