
手作りスコーンのテイクアウト店「Alba(アルバ)」(板橋区常盤台1)が3月10日、常盤台小学校前にオープンした。
パイ生地とスコーン生地を重ねて焼いたクロワッサンスコーンを販売する同店。店主の鈴木陽子さんは以前、レンタルキッチンで作ったスコーンをマルシェや通販で販売していた。「レンタルキッチンでは時間の制限があるため、多くの数を作れなかった。売り切れてしまうことが申し訳なく、たくさん作りたい」という思いから、店を持つことを決めたという。今では1日150個~200個ほどが売れる。
スコーンを販売する前は、犬のおやつや洋服などのグッズを製作し、通販やイベントで販売していた。次第に「飼い主も一緒に楽しめるように」と菓子の販売を考え、多くの試作品を経てスコーンにたどり着いた。自分の好きなクロワッサンを重ねるアイデアを思い付き、メインのクロワッサンスコーンが生まれた。
イベントで縁ができた区内のチャーシュー丼専門店「ちゃーめしあうる」の、チャーシューを挟んだ商品や、「板橋のいっぴん」に選ばれている「キノアン(木下製餡)」の餡を挟んだものなど、コラボ商品も並べる。もともと販売していた犬のグッズも販売しており、犬を連れて買いに来る客も多いという。
メニューは、クロワッサンスコーン、キャラメルチョコスコーン(以上280円)、吟醸匠のこしあんバタークロワッサンスコーンサンド(380円)、犬用おやつ各種(450円)など。「spice珈琲(コーヒー)」(坂下2)のコーヒーバッグ(300円、2袋購入で500円)も取り扱う。
これまで行ってきた、「あさひ鍼灸マッサージラボ成増院」(成増3)や巣鴨の「四の市」(豊島区巣鴨4)での出店は続けながら、店舗での販売を中心に行っていく。鈴木さんは「レンタルキッチンの時には作ることが難しかったしょっぱい系のスコーンなど、これまでにないものも作っていきたい。犬の散歩の途中に気軽に寄ってほしい」と話す。
営業時間は11時~18時。水曜、第1・第4土曜・日曜定休。