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高島平で都内初のアーバンデザインセンター始動 民・学・公で連携を

高島平に希望することを付箋に書いて貼る「みらいゾウ」には子どもからの声も

高島平に希望することを付箋に書いて貼る「みらいゾウ」には子どもからの声も

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 高島平区民館ホール(板橋区高島平3)で11月6日、都内初となるアーバンデザインセンター「アーバンデザインセンター高島平(略称:UDCTak)」の設立記念イベントが開催された。

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 千葉県の「柏の葉アーバンデザインセンター」など先進事例を参考に立ち上げた同センターは、民・学・公が連携してまちづくりを実践していくもの。登壇した坂本健板橋区長が「既存のまちに設立するのは異例のこと」と話すように、他のエリアでのアーバンデザインセンターは何もない場所にまちづくりをしていく事例ばかりだったが、すでに成熟期を迎える高島平ではまったく課題が異なるため、今後の活動に関心が寄せられている。

 イベントでは、同センターのセンター長に就いた出口敦東京大学大学院教授による基調講演「『民・学・公』連携によるまちづくり」や、有識者によるパネルディスカッション「『民・学・公』連携ですすめる高島平のまちづくりについて」が開かれ、高島平地域の持つ長所・短所、今後の課題などが語られた。

 会場の後方には、前週に行われたプレイベントの時に参加者の声を集めて付箋で貼った「みらいゾウ」が展示され、お茶やお菓子も振る舞われた。

 今後同センターでは、すでに策定されている「高島平地域グランドデザイン構想」のテーマでもある、プロムナード(散歩道)の再整備や管理、旧高島第七小学校跡地を含む公共用地の再整備や周辺まちづくりの検討のほか、子ども向けイベントの企画・実施、地域包括ケア推進協議会などとの連携プロジェクトなど、多角的に取り組む予定という。

 参加した近隣住民は「住民が主体的に参加し活動できるようにしたい」「子どもも一緒に参加できる取り組みを企画してほしい」「大学だけでなく、地域の小・中学校なども『学』の中に取り入れてほしい」「新しいものをつくるばかりでなく、今あるものを生かしてほしい」などと話していた。

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