板橋区出身の4人組ロックバンド「the band apart(ザ・バンド・アパート、以下パンアパ)」が11月27日、板橋区立文化会館(板橋区大山東町)でコンセプトツアー「Smooth like butter tour Future & Past Vol.2」の初日を迎えた。
全席完売となった大山文化会館(写真提供=Kanade Nishikata)
中学校の同級生の川崎亘一さん(ギター)、原昌和さん(ベース・コーラス)、木暮栄一さん(ドラムス)と、原さんと共通の友人を通して知り合った荒井岳史さん(ボーカル・ギター)によって結成されたバンアパは2001(平成13)年、マキシシングル「FOOL PROOF」でデビュー、2003(平成15)年のファーストアルバム「K.AND HIS BIKE」リリース後、2004(平成16)年に現在の「アジアンゴシックレーベル」(板橋区徳丸3)を立ち上げ独立した。
同公演は2008(平成20)年に発表された4枚目のアルバムのコンセプトツアーで、「Adze of penguin」の全曲とともに、新旧織り交ぜたセットリストで構成。同アルバムの1曲目「enter」と2曲目「Falling」で幕を開け、メンバーの姿が照らされると客席は歓声に包まれた。MCでは木暮さんが「文化会館でライブをするのは珍しい。舞台から見える景色もいつもと違う」と話し、荒井さんと原さんが大山での思い出について語った。
公演の最後には、川崎さんが「第2回ITABASHI×TANITA×asian gothic label present ITa FES」(以下、ITa FES)の開催を発表。ITa FESについて、川崎さんは「板橋への恩返しという気持ちで、板橋を知らない人にも魅力が伝わる機会にしたい。大々的な宣伝をしなくても、人づてにイベントが大きくなっていけば。それが板橋らしいのでは」と話した。
「ITa FES」は2025年4月19日・20日、荒川戸田橋緑地バーベキュー場(新河岸1)で開催。チケットの一般販売は1月11日から。料金は、1Day=8,250円、2Day=1万5,000円、小学生以下無料。ツアーは今後、全国8会場で行う。