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「8番のりば」に板橋・大山の不動産会社の広告 担当者の発案で奏功

「8番のりば」に登場したゲーミングマンションの中づり広告

「8番のりば」に登場したゲーミングマンションの中づり広告

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 個人ゲーム開発者のコタケクリエイトさんのインディーゲーム「8番出口」に次いで5月31日にリリースされた新作「8番のりば」に、防音賃貸マンション「ゲーミングマンション」の広告が登場している。

ミュージションプラスの室内でゲームをプレーする様子

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 広告主は不動産会社のリブラン(板橋区大山)。同社宣伝部の植松美由紀さんは2月、Xで広告募集を知った。ゲームの特性上、「(ゲームの進行上)登場する広告に何か異変が起きるかも」とプレーヤーが注意深くゲーム画面を見てくれるだろうと考え、社内会議で提案した。

 しかし、ゲーム内で不動産物件の広告掲出という未知の世界に、「上司や他部署含め、ピンと来ていない様子だった」という。やがて植松さんの熱意が伝わり、「やってみよう」と挑戦が承諾された。植松さんは「うれしさのあまり、ハイテンションのまま広告素材を作り、その勢いで応募まで至った」と振り返る。

 結果、250の応募作品の中から選ばれ、車内の「中づり」広告に起用された。広告はゲームのリアリティーを高めるために募集したもので、広告費は無料。

  ゲーミングマンションは、ゲーミング環境を提供する賃貸マンション「ミュージションプラス」のこと。高い防音・遮音性能に加え、10ギガbpsの超高速インターネットに接続できるのが特徴だという。

 植松さんの狙い通り、同ゲームのリリース直後からゲーム実況者の多くが配信中にゲーミングマンションの広告に触れた。Vチューバーの蚕鵺(こや)いづくさんも、配信中にゲーミングマンションを知った一人。「十分な防音環境や同居家族や近隣への迷惑を心配せず24時間配信できるという特徴から、実際に住みたくなって賃料や居住エリアを調べてみた」と振り返る。満室のため諦めたが、Xでそのことを発信するとリブランの担当者から「空室が出たら、ぜひ」とリプライがあったという。

 「8番のりば」はコタケクリエイト制作のPC(steam)用ゲーム。価格は470円。

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