板橋区出身のピアニスト佐野優子さんが4月27日、板橋区立文化会館(板橋区大山東町)でリサイタルを開く。
演目は「愛の夢」第3番変イ長調(リスト作曲)、「シャコンヌ」ニ短調 BWV1004 (J.S.バッハ作曲・ブゾーニ編曲)、雨の樹素猫(武満徹作曲)他。佐野さんは「演奏する曲は、リスト『愛の夢』など親しみやすいものから、バッハ(ブゾーニ編)『シャコンヌ』と本格的なものまであり、幅広い層の方々の心に響くプログラム内容。難しく堅苦しいと思われがちなクラシック音楽だが、このリサイタルを通じて、その身近さや人間味、面白みを楽しんでいただきたい」と話す。
リサイタルはピアノ演奏とトークで1時間を予定。佐野さんは「トークでは、時代背景や作曲家の人生を紹介しながら、各曲に秘められたメッセージをひもといていく。数百年前に作曲された作品が、今も鮮やかに生き続けていることを感じていただければ」とも。
「過去3回のリサイタルではチケットが完売となり、多くの人に楽しんでもらえた。4回目となる今回も、本場ヨーロッパで磨き上げた渾身(こんしん)のプログラムで臨むので、クラシック音楽やピアノの醍醐味(だいごみ)を満喫してもらえたら」と意気込みを見せる。
会場内は全席指定で、SS席=一般2,000円・学生800円、S席=同1,500円・同500円、A席=同1,000円・同300円、90歳以上は全席100円(要証明書提示)。未就学児の入場は不可。チケットは文化会館窓口と同館ウェブサイトで販売。