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熊野町熊野神社の月替わり「限定御朱印」などが話題 アマビエは提供継続

「10月限定御朱印」と、提供を継続する「アマビエ限定御朱印」

「10月限定御朱印」と、提供を継続する「アマビエ限定御朱印」

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 板橋・熊野町熊野神社(板橋区熊野町11、TEL03-3956-2019)が毎月実施する「月替わり御朱印」などが区内外で話題となっている。

「アマビエ限定御朱印」誕生のきっかけとなった「アマビエ御札」

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 同神社は昨年2020年4月の緊急事態宣言発令に先駆けて社務所で「アマビエ御札」の提供を開始したのをきっかけに、新型コロナ禍が長引く中で参拝者のリクエストに応えて御朱印帳に当時疫病退散のシンボルとなりつつあったアマビエを描いたのが好評を博し、ツイッターを中心にSNSで話題となってTV番組などでも取り上げられて話題となった。

 もともと「熊」の一字を大書きした御朱印や、鯉のぼりや七夕シーズンには境内で豪華な飾り付けが地元で注目を集める人気のスポットだったが、昨年来のアマビエブームに加え、熊野信仰ゆかりの三本足の「八咫烏(やたがらす)」をかたどった御神像(ごしんぞう)人気も重なって、区外や遠方からの来訪が増えたという。この10月にはハロウィーンにちなんだ境内の飾り付けを行い、月替わりの限定御朱印では初めてハロウィーン風のイラストを採用。参拝者がツイッターやフェイスブックで発信した御朱印や境内を撮影した画像がネット上で多数見受けられる。

 同神社の社務を担う弓削(ゆげ)浩之さんによれば、「イラストを描くのはそもそも得意ではなく、心の安らぎと御利益(ごりやく)につながればと始めた取り組み。手書きの御朱印は自分しか対応できず、人員が限られているので不在の時は手書き提供できなかったりお待たせしたりすることが少なくない」という。

 ハロウィーンの飾り付けについて、弓削さんは「日本古来のものではないので、鯉のぼりや七夕シーズンと比べて派手になり過ぎないようにしたつもり。池袋駅前からやや離れた立地で、古くからの地元参拝者も昨今は減っている。地元の神社に足を向ける方も少なくなったように感じる中で目を向けてもらい、親しみを感じてもらえたら」と話す。

 10月のハロウィーンに代わって、11月の月替わり「限定御朱印」は七五三や秋にちなんだイラストに変わる予定。アマビエ限定御朱印は新型コロナが落ち着くまでは継続予定だという。

 「熊」の手書き御朱印通常1面=300円~、通常2面=600円~、月替わり「限定御朱印4面」は印刷版=700円~・持参の御朱印帳4ページに手書き=1,200円~、アマビエ限定御朱印4面・印刷版=700円~・手書き=1,500円~、熊野帳(御朱印帳)=1,500円、アマビエ御札=100円、おみくじ付き八咫烏の御神像=500円。

 境内社務所の開場時間は9時~17時30分。手書きの御朱印は13時~で、手書き御朱印の担当者不在日はWebサイトやツイッターに掲載する。

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