粘着製品や特殊紙の総合メーカー「リンテック」(板橋区本町)が5月22日、新型コロナウイルス感染症対策としてフェイスシールド1万個を板橋区に寄贈した。
同社は、粘着素材、粘着関連機器、特殊紙、剥離紙・剥離フィルムなどの多岐にわたる製品の開発・製造・販売を行う総合メーカー。5月上旬にも、PCRセンターなどの区施設やテークアウト販売を行う区内商店街や商業施設に向け、独自の技術を活用したフロアマーキング100枚はグループ会社「プリンテック」と共に、店内外掲示用のステッカー3000枚は「ウイング」「塚本製作所」の区内事業者と協力して無償提供した。
22日に行われたフェイスシールド贈呈式で、同社常務の森川秀二さんは「医療従事者の負担軽減と、医療水準の確保と継続による安心・安全を支援するため、取引先の協力を得て自社技術を応用したフェイスシールドを製作した。区内医療機関に勤める方々に使っていただくことでお役に立てたら」と話す。
寄贈されたフェイスシールドは今後、区を通じて板橋区医師会をはじめ、区内医療機関に配布するという。