リニューアルのため8月11日から休業していた板橋区仲宿商店街の鶏肉専門店「鳥新」(板橋区仲宿)が9月6日、リニューアルオープンした。
1895(明治28)年創業の同社は鶏肉専門店として120年以上の歴史を持ち、鶏肉専門卸としてホテルや飲食店への仕入れも多く行っている。商店街入り口に位置する店舗では、鶏の生肉だけでなく鶏肉を使ったさまざまな総菜メニューや焼き鳥を販売しており、花見、花火大会、クリスマスなどの季節イベントに利用する地元民も多い。
1か月近く店舗が休業だったため、リニューアルオープンを待ち望んでいた人も多く、新しい店舗の様子を興味深く見ながら通り過ぎる人の姿もあった。
新店舗では、ロティサリーチキンを焼くフランス製の機械なども導入。リニューアル記念メニューとして販売した丸鶏を購入する人も多かった。
客の一人は「休業の間は寂しかった。やっと再開してくれてうれしい。新メニューも増えそうで楽しみ」と期待を寄せる。
店長の徳弘秀樹さんは「リニューアル初日と翌土曜に特売を行ったが、多くの方に並んでいただき感謝している。今週から通常営業も、これまでは夕食の総菜にコロッケ2個だけ購入してという方も多くいたが、さまざまな商品をまんべんなく買っていただく人が増えて売り上げも好調。新しくなった店舗で何ができるかワクワクしている。長期の休みでお客さまには迷惑も掛けたが、また鳥新の鶏を味わってもらいたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~19時。日曜・祝日定休。