板橋区は7月21日、板橋区立小豆沢体育館(板橋区小豆沢3)で元バレーボール女子日本代表選手の落合真理さんを講師に招いたバレーボール教室を開催した。
バレーボール教室をサポートする東京ヴェルディバレーボールチーム
区は2018(平成30)年5月、東京2020オリンピックに向け、イタリアオリンピック委員会と協定を締結。東京2020オリンピック競技大会期間前と期間中、イタリアバレーボールチームが小豆沢体育館を練習施設として使用することを決めた。イタリアチームの選手は、中央区晴海の選手村から板橋区に移動して練習を行う。板橋区は東京2020大会に向けて、友好交流都市ボローニャ(北イタリア)がある国のオリンピック委員会との協定締結で「区民に東京2020大会をより身近に感じてもらう絶好の機会が創出され、大会機運醸成とスポーツ振興、その他さまざまな分野への好影響が期待される」として、イタリアバレーボールチームの誘致を記念したPRを行っている。
今回のバレーボール教室もイタリアバレーボールチーム誘致記念事業の一環で、講師の落合さんは板橋区出身。この日、会場には約100人の小学生が集合。落合さんと、教室をサポートする東京ヴェルディバレーボールチームの選手らが子どもたちの指導に当たった。
学年やバレーボール経験の有無でグループ分けされた子どもたちは、基本動作であるオーバートスやアンダートスを習得。ネットを使ってスパイクやサーブの打ち方を教わった後、チームに分かれて試合形式の練習を行った。バレーボール初体験の子どもも多くいたが、チームの皆で声を掛けながら協力し合い、約1時間半汗を流した。
板橋区は今後、区民を中心にした「板橋区イタリアバレーボールチーム応援ボランティア」を結成し、イタリアバレーボールチームの応援活動や、選手との交流事業なども企画する予定だという。