白線画家・猫沢八郎さんプロデュースの「ダイバーシティウォールパズルアート展」が5月29日~31日、板橋区役所庁舎(板橋区板橋2)1階イベントスペースで開かれる。
猫沢さんは「あらゆるものをキャンバスに。あらゆるものがキャンバスに。自由気まま思うがまま色を塗り線を描く」自身の作風から「白線(はくせん)画家」の肩書で、新宿区や板橋区内など都内を中心にアートプロジェクトを展開。絵画作品や雑貨制作のほか、短編のアニメ作品や電子出版など個人作品も手掛けている。
「ダイバーシティウォールパズルアート」は猫沢さん発案によるワークショップ形式で行うアートプロジェクトで、パズルのように切り分けた用紙に、クレヨンや絵の具などを用いて参加者たちが思い思いに色を塗り、猫沢さんが白線による装飾などを加えながら大きなアート作品に仕上げていく。これまでも新宿区障害者福祉協会とのプロジェクトをはじめ、板橋区や練馬区など都内を中心に幼児や高齢者、障がい者などを問わず参加を呼び掛けて、「水族館」シリーズなどさまざまな作品を共同制作している。
今月は1日から高島平駅構内で開催中の「猫沢八郎展 Pieceful World(ピースフルワールド)」と題した詩画作品展示を皮切りに、大型連休中の3日~5日はcreation space en∞juku(クリエーションスペース・エンジュク、板橋区板橋3)のギャラリースペースで「ダイバーシティウォールパズルアート」のワークショップを無料開催。ワークショップで制作した作品は連休明けからen∞jukuに展示され、その後も不定期でワークショップを行いながら作品作りの様子をフェイスブックやインスタグラムなどのSNSで配信。26日にも高島第七小学校跡地などで開かれた「こどもわくわくフェスタ2019」内でワークショップを行った。
「友人・知人、ふらりと会場を訪れた初めましてのお客さまと、いろいろな人が、その時々の場に居合わせて、同じ空間の中で、それぞれ思うがままに色を塗ったり、何となく話をしたりしながらとてもすてきで楽しい不思議な水族館に仕上がった」と猫沢さん。区役所での展示では、これまでの「ダイバーシティウォールパズルアート」を多数展示し、「3日間と短い期間ではあるけれど、区役所内をポップな雰囲気に変えたい」と話す。
開場時間は9時~17時(31日は15時まで)。入場無料。今月31日まで
6月1日にはen∞jukuでアート・ワークショップ「クレヨンナイト~不思議な夜の水族館~」を開く。ドリンクでアルコールも提供し、「その場に居合わせた人たちで何気ない会話をしたり、クレヨンで色を塗ったり、一期一会の夜のアートイベントを楽しんでもらえたら」と猫沢さんは呼び掛ける。
開場時間は17時~22時。参加費は1,500円(1ドリンク付き)。入退場自由。おとなりstand&worksで16時30分~21時に随時受け付ける。