8月28日、板橋区初となる「板橋ジュニアトライアスロン大会」が開催された。
障がいの有無を問わず、誰もが一緒に参加できるユニバーサルスポーツ大会として始まった同大会。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向け、パラリンピック競技を含めた区内のスポーツ振興を図る目的で行われた。
区が連携協定を結んでいるプロサッカーチーム「東京ヴェルディ」のトライアスロン部門「東京ヴェルディトライアスロンチーム」による全面協力を得て実施。板橋区初のトライアスロン大会が実現した。
トライアスロンは、スイム・バイク・ランを連続して行い、その総合タイムを競う競技。同大会では初心者にも参加できるよう、距離やコース設定に配慮し、大会前には事前講習会も行った。都内で開催されるトライアスロン大会は少ないため、同競技の大会を区の魅力としてシティプロモーションにも生かす考えだ。
100人ほど集まった子どもたちは、東京ヴェルディ所属の蔵本葵選手を講師にした事前講習を受講。その後、トライアスロンならではのルールを意識しながら、過酷と言われる同競技の耐久レースにチャレンジした。間近で見る機会の少ない同競技を目の当たりにし、集まった観客も熱い声援を送った。
同大会会長の坂本健板橋区長は「この大会をきっかけにトライアスロンという競技に興味を持ってもらい、東京2020大会も応援してもらいたい」と呼び掛ける。