地域貢献エネルギー会社「めぐるでんき」(板橋区板橋3)が2月10日、板橋地域センター(板橋区板橋3)で「未来の循環図を描こう『Talk Tree WORKSHOP』」を行う。
対話によるワークショップで形作られた「Talk Tree」の一例
めぐるでんきは、都内初の「地域新電力」会社として2017年8月に設立。再生可能エネルギーを中心とした電力の地産地消などを目指す同社の構想は、同年10月に「板橋区スマートシティ推進プロジェクト」第1号の認定を受けた。オフィスの一部をイベント・ギャラリースペース「クリエーションスペースen∞juku(エンジュク、以下en∞juku)」とシェアし、障がい者福祉やソーシャルデザインに取り組む地域団体を支援するなど「地域の未来をつくる活動」にも注力している。
「en∞juku」のイベントコーディネーターを務める「おおきな木」代表の加藤未礼(みれい)さんは、今回実施する「Talk Tree WORKSHOP」の考案者。「めぐるでんき」の社名や事業コンセプトも「Talk Tree WORKSHOP」を通じて同社の起業メンバーらが見いだしていったという。
「Talk Tree WORKSHOPは人やチームを一つの木に見立てて、誰のため?何のため?を考えるコミュニケーションの作業場。地域や組織の課題を土壌に、取り組みたい事柄や目的・動機付けを木の幹や根として、枝葉を伸ばしていく先の理想とするべき太陽は何か、誰のためにどのような実を付けるべきかといったことを参加者やファシリテーターとの対話を通して見いだし、循環図を形作っていく」と加藤さん。今回、加藤さんだけでなく、『Talk Tree WORKSHOP』の認定講師らがファシリテーターを務め、ワークショップで描いた未来の姿を板橋区在住のアーティストがその場でイラスト化する即興のライブパフォーマンスも行う。
加藤さんは「地域の未来を描くのに、子どもたちの思いもたくさん集めたい。『Talk Tree WORKSHOP』の対象年齢となる10歳以上の子どもと一緒に親子での参加も歓迎。幅広い世代の人たちで地域コミュニティーの未来を語ってほしい」と話す。
会場は板橋地域センター地下1階の洋室。開催時間は10時~13時。参加費は500円(軽食付き)。参加の事前予約はフェイスブックのイベントページで受け付ける。