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東板橋図書館が地元プロレス団体とタッグ 「スポーツと健康」で元気と笑顔を

いたプロキッズ運動教室でも講師を務める鈴木心選手

いたプロキッズ運動教室でも講師を務める鈴木心選手

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 板橋区立東板橋図書館(板橋区加賀1)で7月22日、「いたばしプロレスリング キッズうんどう教室」が開かれ、いたばしプロレスリング所属選手と一緒に参加した子どもたちが体を動かして楽しんだ。

東板橋図書館が「子どもとうんどうをつなぐ本」としてリストアップした所蔵本の展示や貸し出しも行われた

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 区立東板橋体育館や公園に囲まれた位置にある同図書館は、「スポーツと健康」をテーマに掲げた運営や資料の品ぞろえを特色として打ち出している。

 一方、「いたばしプロレスリング」は「地元板橋に元気と笑顔を!」をモットーに板橋区内の商店街と連携するなど、子どもから大人まで楽しめるプロレス・エンターテインメント企画を各所で展開し、2014年9月の旗揚げから間もなく4年目を迎える地域密着型のプロレス団体。大会の度に、第1試合の前に参加希望の子どもたちをリングに上げて体操や前転などの運動を行う光景は恒例となっているが、板橋区前野町の道場では毎週2回、4歳から中学生までの子どもたちを対象にした「いたプロキッズ運動教室」も開いている。

 東板橋図書館の職員によれば、「いたプロさんの板橋に元気と笑顔を広げる活動に、『スポーツと健康』をテーマにする当館で何かコラボレーションできることがあればと考えていた」といい、同団体の「いたプロキッズ運動教室」の取り組みからアイデアを広げて図書館側から声を掛けた。

 今回、参加した3歳~7歳までの子ども20人が、いたばしプロレスリングの所属レスラー・鈴木心(すずき・しん)さんの指導の下、「ぺんぎんたいそう」(齋藤槙さん著、福音館書店)の絵本を手にした鈴木さんの動きに倣って体を動かし、鈴木さんのポーズから動物を当てるクイズに登場したフラミンゴや象、熊、ウサギ、クモの動きをまねた運動で汗を流した。その後「もっと運動したい」という子どもの声に応え、鈴木さんはいたプロキッズ運動教室でも行っている軽いスクワットや足上げ屈伸などの指導を行った。

 参加特典として、特製しおりと、「子どもとうんどうをつなぐ本」と題した図書紹介のリストが配られた。参加した子どもたちの親からは「子どもが最後まで楽しそうに集中して運動する姿に驚いた。リストにある本を借りて家でも実践したい」「次の機会があればまた参加させたい」といった声が上がった。

 同図書館では、いたばしプロレスリングとのタッグ企画を今後も続けていく予定で、年内秋の開催を目指して調整を進めているという。

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