板橋宿不動通り商店街の板橋三丁目縁宿広場をメイン会場に7月8日、「ラッピーフェスティバル」が開かれた。
戦国武者行列は商店街を練り歩いて縁宿広場で着到状を読み上げた
同商店街の恒例イベントとして、2015年から夏・冬の年2回開催している同イベントは今年で24回目。今回は、板橋区と石川県金沢市との友好都市協定締結10周年の記念イベントとして行われた。
開会式では坂本健区長と同商店街振興組合代表理事・松山浩哉さんが人力車に乗って登場してあいさつを行い、「夢一門太鼓」や「麗・夏桜組」の演舞や、「いたばし武者行列保存会」と地元小学生らによる金沢百万石まつりをイメージした戦国大名武者行列などが行われた。
板橋三丁目縁宿広場では、金沢市をはじめ、いたばし石川県人会、石川県東京事務所、板橋区による特産品やグッズの販売、同商店街振興組合青年部による飲食販売やヨーヨー釣りなどでにぎわった。
同会場の特設リングでは、定番となった「いたばしプロレスリング」のプロレス3試合が行われ、商店街振興組合公認ヒーロー「いたばし不動ッピー」選手らが活躍。来場者からの声援を集めていた。
商店街通りにも出店ブースやキッチンカーが並び、金沢地酒の飲み比べや加賀野菜を使った限定メニューの販売が行われた。このほか、観明寺境内で初開催した縁日イベント「えんじゅく市」、イベント開催各エリア4カ所に設けられたフォトスポットラリー企画、板橋区在住の冒険家・阿部雅龍(まさたつ)さんが引く人力車での板橋宿周遊、いたばし観光ボランティアセンターによる「板橋宿をめぐるイベントツアー」も行われ、親子連れなど多くの来場者でにぎわった。
来場者やイベント関係者からは「商店街のあちこちに午前中から夜まで人がいっぱいで、これまでのラッピーフェスティバルと雰囲気が違って驚いた」「金沢市とのコラボ企画を今回だけで終わらせてほしくない。冬や来年も、今回以上に盛り上がれたら」などの声が上がり、恒例の抽選会が行われた縁宿広場には夜遅くまで人だかりが絶えなかった。