板橋区役所(板橋区板橋2)1階の情報スペースで現在、企画展「いたばし給食おいしさのヒミツ!!」が行われている。
区立小・中学生からの公募で昨年誕生した板橋区の食育キャラクター「いたばちぃ」
「給食ができるまで」のビデオ上映、食育活動や給食委員会の取り組みを紹介するパネル展示、給食レシピカードの配布などを展開する同展。1月24日・26日・30日は、学校給食用パンの試食会が行われ、多くの来場者でにぎわった。
文部科学省によると、日本の学校給食は1889(明治22)年、山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の私立忠愛小学校で、家が貧しく弁当を持ってくることができない児童たちに昼食を提供したのがはじまりという。その後、給食は全国各地に広がったものの、戦争の影響などで中断。学校給食の再開は1947(昭和22)年1月、戦後の食糧難による児童の栄養状態悪化を背景に再開を求める声が高まり、前年に米国のアジア救援公認団体「ララ」から食糧物資の寄贈を受けて実現した。
現在、毎年1月24日~1月30日を「学校給食週間」としている。東京都内の小学校で「ララ」からの給食用物資の贈呈式が1946(昭和21)年12月24日に行われたことに由来し、同日を「学校給食感謝の日」としていたのを、昭和25年度から冬季休業と重ならない1月24日からの7日間に変更して現在に至る。
板橋区では、1950(昭和25)年から区立小学校全校で学校給食となり、1970(昭和45)年に区立中学校でも全校で完全給食となった。
同展期間中、庁舎1階の「カフェダイニングNAKAJUKU」では「レストラン給食フェア」として、2月1日は八宝麺・大学芋・くだもの、2月2日は白米、わかさぎの天ぷら、石狩汁の学校給食メニューを販売する。各日11時~売り切れ次第終了。1食750円。
展示時間は9時~17時(最終日は15時まで)。入場無料。2月2日まで。