「まなぽーと成増」(旧成増社会教育会館、板橋区成増1)で11月26日、第6回「子育て記念日~生まれてくれてありがとう~」が開かれる。
子育て応援主婦バンド「音ごはん」による参加型のライブステージも
同イベントは「親の学び」「親の育ち」をテーマに掲げ、「赤ちゃんから祖父母世代まで一緒に楽しみながら、地域交流を通じて子育てを学べるイベントを」と実行委員会形式で2012年にスタートして今回で6年目を迎える。例年通り、同施設の1階~3階の3フロアを使い、ロビーや調理実習室、学習室や会議室、ホールなどの各スペースで参加団体による講座や体験レッスン、音楽ライブやダンスなどのステージイベントを行う。
父親サークル「いたばしパパネットワーク(通称=いたパパ)」代表の五十嵐丈敏さんが今回から実行委員長を引き継ぎ、同委員会初めての男性委員長となった。五十嵐さんは一女の父で、父親仲間と「いたパパ」を2015年5月に立ち上げ、板橋区内の集会所や公園などで絵本の読み聞かせや紙芝居、リトミックダンス、バルーンアートなどのワークショップを開いている。「子育て記念日」には第1回から娘を連れて足を運び、一昨年の第4回(2015年)から実行委員会に参加したという。
「子育て記念日のスタート当初は母親と子どもが中心で、おじいちゃん・おばあちゃんがその輪に加わる程度だったと聞いていたが、毎年少しずつ父親の参加も増えてきているように感じる」と五十嵐さん。「私自身、子どもができるまでは、父親は育児参加に消極的で少数だと思っていた。それが、子育てを学ぶためにNPOや隣の練馬区のパパコミュニティーに参加したことで、想像に反して地域交流や育児に熱心な父親も少なくないことを知った。子育ては期間限定だから、家事、育児は実際に関わってこそナンボだと思っている。私が実行委員長になることで、これまで以上に父親のイベント参加が増えることにつながれば」と期待を寄せる。「いたパパ」は「子育てについてパパママで対話しよう!」と題した講座も10時~と12時~の2回、実施する。
NPO法人「孫育て・ニッポン」理事長で、「ファザーリング・ジャパン」「こまちぷらす」など複数のNPOの理事も務める棒田明子さんが基調講演を行う(13時~)ほか、「誕生学協会 関東支部」の講演「親子で聞くいのちのお話『誕生学』」や「子育て応援主婦バンド音ごはん」、ピアノデュオ「M’s(えむず)」のライブステージ、「子連れでママケア Relax-sing♪(りらっくしんぐ)」の子どもと一緒に楽しむボイストレーニング、「フォークダンススキップ村グローアップ」の参加型フォークダンス、「手づくり講座の会」による「子どものホットドッグ作りを見守る学び」体験、「写真屋 小林」による写真撮影講座などのミニ講座やワークショップなども行う。
プレママ・ママのウオーキング教室「nicomama歩活(ニコママぶかつ)」は、普段の母親向けの正しい姿勢と歩き方の指導だけでなく、特別企画として「かっこいいパパが好き!パパのウオーキング講座」も行う。
開催時間は9時45分~15時。入場無料。