板橋区役所(板橋区板橋2)1階で8月17日から、「平和絵画・原爆展」が始まった。
板橋区では、1985(昭和60)年1月1日に世界の恒久平和を願って「板橋区平和都市宣言」を行って以来、核兵器廃絶と平和のための努力を呼び掛けると共に、さまざまな平和祈念事業を行っている。「板橋区平和都市宣言」10周年を記念して1995年から毎年行っている同展は、今年で23回目。
初日の17日は、優秀賞作品の表彰式が行われた、それぞれの作品を撮影した写真入りのたてが一人ひとりに手渡された。優秀賞を受賞した生徒の一人は、「戦争についての知識があまりなく、勉強するところから始めた。みんなが笑顔になれるようにと思いながら描いた絵が賞をもらえてうれしい」と話す。
この日は、受賞した生徒の保護者をはじめ、区内小中学校の教員、区役所を訪れた区民らが立ち寄り、子どもたちの作品や戦時資料などの前で立ち止まっては、絵に描かれたメッセージや解説文などを熱心に見入っていた。
展示時間は、8時30分~17時。入場無料。8月23日まで。赤塚支所1階ギャラリーでも8月25日~30日に同様の展示を行う。