板橋区を拠点に活動するプロバスケットボールチーム「東京エクセレンス」が7月4日、公開練習を行い、2017-2018シーズンの活動をスタートした。
B2リーグからB3へ戦いの場を移すなど、Bリーグ初年度の昨シーズンは激動の1年だった同チーム。選手やスタッフの入れ替えなどもあり、今シーズンは新体制で臨む。
昨シーズンで選手を引退し、今シーズンからコーチとしてチームを引っ張ることになった石田剛規(たかき)ヘッドコーチの下、初日はミーティングと軽いアップ練習を行った。
石田ヘッドコーチは「今シーズンは新しい挑戦となる。選手だった今までとは違い、コーチとして、選手の力を出すためにはどうすればいいのか、成長してもらうためのことを考えている。一緒に選手として活動してきたからこそ、選手目線とコーチ目線の両方で考えられるのが自分の強みだと思う。もともと戦略を考えたりするのが好きだったので、それを最大限に生かしてチームの力をつけていきたい」と意気込む。
練習には、今シーズンから新しく加入した丹野合気(あいき)選手も参加。チームメイトと共に汗を流した。丹野選手は「上下関係など感じないぐらい、いい雰囲気で迎えてもらった。辛いメニューもやりやすい。自分の持ち味としては、3ポイントなど『魅せるプレー』でチームに貢献していきたい」と話す。
丹野選手について、石田ヘッドコーチは「大学生とは思えないようなパワーを感じる。トライアウトでも、圧倒的な存在感があった」と期待を寄せる。
7月3日には、チーム立ち上げ時からのメンバーである宮田諭(さとし)選手の契約合意も発表され、若手からベテランまで幅広い選手構成で今後の戦いに期待が集まる。
石田ヘッドコーチは「今シーズンのチームスローガンは『TSUNAGU(つなぐ)』。年齢層も幅広いチームなので、年代を超えてチームメイトがまずつながりたい。チームとファン、チームと地域など、どんどんつながっていきたい。バスケの魅力、チームの魅力を発信することで、多くの人とのつながりをしっかりとつくっていきたい」と話す。
「今シーズンの目標はもちろんリーグ優勝。全員でのバスケを意識して、パスをつなげながらとにかく勝利を目指したい」とも。
開幕戦は9月を予定する。