板橋区に拠点を置くプロバスケットボールB2リーグ「東京エクセレンス」が6月8日、ハイライフプラザいたばし(板橋区板橋1)で納会を行い、関係者や支援者の見守る中で今シーズンの活動を締めくくった。
あいさつに立った向井昇代表は「Bリーグ元年である今シーズンは辛いことも多かったが、日に日に応援してくれる人も増え、大きな声援が力になっていった。来季はB3に活動の場を移すことになるが、小豆沢体育館を本拠としてしっかり戦っていく」と意気込んだ。
列席していた坂本健板橋区長は「チームの勢いに板橋区が追いつけなかった。スポーツのまち板橋としてできることを、これからも長期的に検討していきたい。2020年のオリンピック・パラリンピックに向け、『東京』として広い範囲で支援することも視野に入れたい」と話した。
この後、そろいの緑のネクタイを締めたスーツ姿の選手らが、会場内のテーブルを回って参加者と積極的に交流を図り、終始和やかな雰囲気で会は進行。後半には抽選会が行われ、ヘッドコーチ、選手、チアリーダー「エレガンス」らが用意した賞品を手渡し、会場を盛り上げた。
今シーズンで現役を引退し、来季はヘッドコーチへの就任が決まった石田剛規(たかき)選手は「全く違う立場になることに自分も少し驚いているが楽しみ。どんな関わり方になっても、バスケットボールを楽しみながら、ずっと取り組んでいきたい」と話した。
2020年の東京オリンピック正式種目にも採用された3人制バスケ「3×3(スリーバイスリー)」で、湘南サンズのオーナーも務めている石田選手。「3×3の方では試合にもまだ出たい」と、選手としての完全引退については否定した。
Bリーグがオフシーズンになるこれからの時期が3×3のオンシーズンとなり、東京エクセレンスの選手も複数参加している。石田選手は「Bリーグで次のシーズンが始まるまでの間、3×3も観戦して、応援してもらえれば」と笑顔を見せた。