板橋区ゆかりの青少年アスリートの支援育成を行う団体「板橋区ワールドアスリート育成支援会」が5月13日、本年度の支援対象選手紹介と奨励金の贈呈式を行った。
「スポーツの板橋」「教育の板橋」の発展を目指し、板橋区在住もしくは区内の小・中・高校に通う生徒を対象に、世界で活躍する選手の支援を行うため2014年10月に発足した同団体。
総会に参加した坂本健板橋区長は「2020年の東京オリンピック開催が決定してすぐに支援会がスタートした。オリンピック・パラリンピックなどの世界的な舞台で活躍する板橋区のアスリートが、力を発揮できるよう区としてもサポートしたい。小豆沢でも運動施設の工事が進行中だが、区の全体でスポーツのために機能を充実させたいと考えている」と話す。
高田修会長は「スポーツが盛り上がる時、アスリートだけではなく支援者も主役になっているもの。いろいろな形で支援することで、区民もオリンピックやパラリンピックの主役のひとりになれる。世界で活躍する青少年を育成するなかで、板橋区の存在価値も高め、広めていきたい」と意欲を見せる。
平成29年度の支援対象選手は、パラリンピック水泳・トライアスロンの木村潤平選手や、フェンシングの江村美咲選手など10人。昨年の8人から2人増員した。オリンピック種目から外れたが世界での活躍が期待される選手として、武術太極拳の小野透雅(ゆきまさ)選手など3人も激励金支給対象選手となった。
この日は、同会専属歌手の広沢孝美さんが、君が代と、オリジナルのワールドアスリート応援歌を披露して総会を締めくくった。
同会では今後も、11月24日の「スポーツサミットin板橋3」開催などさまざまな形で「スポーツの板橋」を強くアピールしていく方針という。