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写真集「板橋区赤塚新町の昭和」 地元住人が写真持ち寄り自費出版

1950(昭和25)年当時の赤塚新町3-1付近

1950(昭和25)年当時の赤塚新町3-1付近

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 板橋区の赤塚新町町会協力の下、地元小学校の父親の会OBを中心とする有志会「クラブ・ジャビー」が4月1日、写真集「板橋区赤塚新町の昭和」を自費出版した。

写真集制作の中心メンバー。左から三枝節夫さん、坪谷龍一さん、納富進さん

 同書には、赤塚新町・成増・赤塚と練馬区田柄で撮影された白黒写真約150点を収録。昭和10年代以前、20年代、30・40年代、50年代~と年代別に編集し、英字表記を掲げた店舗看板など米軍施設グラントハイツ(現在の練馬区光が丘公園周辺)の玄関口としてにぎわっていたことがうかがえる街の風景や、街を横切る川越街道の変遷、子どもたちが街なかで遊ぶ姿が紙面に並び、巻末には戦前・戦中を知る町会関係者との座談会やインタビューを掲載している。

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 クラブ・ジャビーは、地元・赤塚新町小学校の在校生の父親で結成された父親の会「ジャオクラブ」OBを中心とする40~60代の約30人で構成され、町会の祭りや音楽イベントの企画運営、地域の自治会の催しの手伝いなどの地域活動を行い、今年で結成12年目を迎える。

 写真集の制作・出版について、メンバーの坪谷龍一さんによれば、2014年の暮れに「防犯パトロールで一緒になった町会の回覧紙を制作している方が郷土史研究に熱心で、街の古い写真を収集していて何か形にできたらという話題になり、後日、写真を預かることになった」ことをきっかけに、翌年の同団体結成10周年の会合で写真集企画を発案。その後、すぐに着手できずにいたが、グラフィックデザインを手掛けるメンバーの納富(のうとみ)進さんに相談し、2016年に入ってから具体的に制作を進めていったという。制作過程で、ジャオクラブ発起人で赤塚新町町会副会長も務める三枝節夫さんらも自宅に眠っていた幼少期の写真を持ち寄った。

 納富さんは「集まった写真を年代別に整理したくらいで…、選定といってもグラントハイツ内の貴重な写真やネット上に上がっている写真を外したくらい。赤塚新町周辺の歴史がうかがえる貴重な資料になっていると思う」と話す。「他県からも注文が入ったり、近隣地域から自分たちの町でも発行したいという相談を受けたりと反響に驚いている。私たちの出版物が他の地域の刺激になり、地域活性に一役担うことができたら」と三枝さん。

 メンバーが「そんなに売れるとは思っていなかった」と心配していた初回印刷分の500部は、町会の花見に合わせて4月1日に販売を始めて以降、3週間ですでに在庫は半数を切ったという。

 仕様はA4変型判で全64ページ。価格は1冊1,000円。購入申し込みはメール(club1jabee@yahoo.co.jp)で受け付けている。

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