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板橋区主催「佐藤太清記念中学生絵画展」 公募で選ばれた42点を展示

水彩や油彩で描かれたオリジナリティーあふれる作品が集まった

水彩や油彩で描かれたオリジナリティーあふれる作品が集まった

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 板橋区主催の「佐藤太清記念中学生絵画展」が2月9日、成増アクトホール(板橋区成増3)で始まった。

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 文化勲章を受章した日本画家・佐藤太清(たいせい)さんが生前は区内に住んでいた時期もあることから、同区は19968年、「佐藤青少年美術奨励基金」を創設。基金を基にした美術奨励事業として「佐藤青少年美術奨励賞」を設け、美術分野で優良な成果を挙げた区内在住・在学の中・高生を表彰してきた。これをさらに発展させ、2002年からは対象を全国の中学生に拡大して絵画作品を公募している。

 全国公募15回目となる今回は、東京都をはじめ神奈川県など他県からの応募も合わせて346点の応募があった。

 審査は、大月ヒロ子さん(ミュージアムエデュケーションプランナー)、﨤町勝治さん(画家)、丸山芳子さん(美術家)の3人が行い、完成度、将来性、創造性の3点を基準に42点の優秀作品を選んだ。

 大賞に当たる佐藤太清賞には千葉県銚子市の中学3年生、白井香帆さんの「かつての勇姿」(水彩画)が、板橋区長賞には小平市の中学3年生、斎藤翼さんの「エブリデイバースデイ」(鉛筆画)が選出された。

 板橋区からは、特選に区立桜川中学校の千葉桃花(もか)さん「薬屋の二階」、入選に区立桜川中学校の水野早樹さん「提灯(ちょうちん)」、菱沼百花(ももか)さん「空想の自然」、区立赤塚体育館(トーキョードームグループ カルチャースクール)の齊藤亜紀さん「大切にしたい自然」の4点が入選した。

 同展開催に合わせ、佐藤太清出身地の京都府福知山市が主催する高校生・大学生などを対象とした「佐藤太清賞公募美術展」の入選作品68点を展示する巡回展も始まり、会場には学生ら若者の作品がズラリと並んだ。

 開催時間は9時~17時。入場無料。今月12日まで。

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