ときわ台天祖神社(板橋区常盤台2)で12月30日、「年越し大祓(おおはらえ)式」が行われる。
大はらえとは、日々の生活の中で身についた罪・穢(けが)れをはらい清め、心身を清らかにして新年を迎えるための神事。参加者は人の代わりとなる「形代(かたしろ)」に名前と年齢を書き、息を吹きかけ、体をなでることによることで自身の罪・穢れを形代に移す。式は16時から神殿で行う。
境内には「茅(ち)の輪」を設置。輪を3回くぐることで半年分の罪・穢れをはらい、健やかに新年を迎えられるとされている。設置は1月12日まで。
新年に向けて、今月15日・16日には飯島鳶工業(江戸消防記念会・第十區六番組)が「紙垂(しで)」「手水舍の竹」「参道の竹」「成り下げ」などの付け替え、茅の輪や奉納板の設営を行った。
宮司の小林美香さんは「家族みんなで心身を清め、健やかな新年を迎えていただければ」と話す。
同神社では、新年の初詣に合わせた神事も予定している。元日は午前0時から歳旦祭を行い、正月三が日は毎年参拝客でにぎわいを見せる。神楽殿では1月1日から3日にかけて、神田流神明ばやしなどによる生はやしも行う。