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板橋・高島平中央病院近くに「おにぎり屋 寿」 住民の声をきっかけに

左から、すじこおにぎり、肉そぼろおにぎり卵黄トッピング、しゃけおにぎり(写真提供=おにぎり屋 寿)

左から、すじこおにぎり、肉そぼろおにぎり卵黄トッピング、しゃけおにぎり(写真提供=おにぎり屋 寿)

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 「おにぎり屋 寿」(板橋区高島平1)が12月1日、高島平中央病院のすぐ近くにオープンした。

自家製銀ムツ西京焼き定食(写真提供=おにぎり屋 寿)

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 店主の本業は建築業。同店の場所は店主が建物の解体を請け負った場所で、取り壊し後に近隣住民から「次はここで何をやるの」「ここも寂しくなるわね。何かやらないの」などと声をかけられる機会が多かったことから、「せっかくなら自分で店を出そう」と考え、オープンに至ったという。

 おにぎり店にした理由は、同所での夜の営業が不可のため、朝から営業できる業態であることと、店主が和食好きだったことから。

 店主は釣り好きで、提供している定食の銀ムツは、店主自ら東北で釣り上げたものだという。釣った魚をさばいて味付けをしたうえでパック詰めして瞬間冷凍し、冷凍ストッカーに大量にストックしている。

 料理長の里村義隆さんは「コンビニのギュッとした固いおにぎりではなく、テイクアウトで帰宅して食べる時でも手作りの『ふんわり感』がでるように握っているのがこだわり」と話す。素材については、「一番人気の『しゃけおにぎり』は、市販のフレークではなく、サケを仕入れて店で焼き、ほぐして提供している。肉そぼろも仕入れ業者に専用の割合で配合してもらったひき肉を使っている。開店当初は細かいひき肉を使っていたが、お客さまから『肉肉しい感じ』を求める声が寄せられ、今は荒めのひき肉に替えた。『大えび天』も大きなエビを使って独自の仕込みを施し、冷めてもふっくらするえび天に仕上げている」と話す。

 メニューは、しゃけおにぎり(400円)、大えび天おにぎり(塩トリュフ)(600円)、肉そぼろおにぎり(350円)、塩おにぎり(200円)、自家製銀ムツ西京焼き定食(1,500円)、自家製銀ムツ煮つけ定食(1,700円)、本日の刺し身定食(1,300円、2月ごろから提供予定)。

 今後について、「おにぎりとみそ汁、定食、シンプルだがおいしくて食べると心がほっこりして安心するような店にしていく」と里村さん。「まだまだ認知されていないが、おいしいおにぎりを提供している自負はあるので、多くの方に召し上がっていただきたい。お客さまの声を大切にしているので、リピーターになってほしい」と呼びかける。2月ごろに店主がマグロを釣りに行き、釣れたマグロを使って刺し身定食の提供を始める予定だという。

 営業時間は7時~15時。

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