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中板橋にベーグル専門店「ベーグルズ・パンパン」 ひらめきを形に

プレーンベーグル(写真提供=Bagels Panpan.)

プレーンベーグル(写真提供=Bagels Panpan.)

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 「Bagels Panpan.(ベーグルズ・パンパン)」(板橋区南常盤台1)が10月9日にオープンした。

ほうれん草ベーコンチーズベーグル(写真提供=Bagels Panpan.)

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 店名の由来は、店主・鈴木成美さんの次女がパンのことを「パンパン」と呼び、響きがかわいく、ローマ字で表記した「Panpan.」が気に入ったため。「Panpan.行こー」と、みんなに親しんでもらえるような店にしたいという思いを込めた。

 鈴木さんは愛媛県出身で、「周りにベーグル店やパン店の有名店が多く、食べ歩きが大好きで、とあるベーグル専門店との出合いをきっかけにベーグルの魅力にはまり、研究を始めた」と振り返る。子どもの頃から「いつか自分の店を持ちたい」という夢を抱いていた。まずは行動しようと決心し、2020年にパン教室に通い始めた。教わったパンを作り、「自分でこんなにおいしいパンが焼けるんだ」という感動から、自宅で毎日のようにパンを焼き、家族や友人にプレゼントして喜ばれたことが何より幸せだったという。2024年4月、豊島区から板橋区へ転居し、5月に常盤台のシェアキッチンでパン販売をスタート。今回の開店に至った。

 鈴木さんは「元々パンが大好きで、その中でも一番好きだったのがベーグル」と話す。材料がシンプルだからこそ、粉や水分量、発酵、焼き加減一つで全く違う表情を見せてくれる奥深さに引かれ、研究を重ねるうちに、「硬すぎない、でもベーグルらしいムギュッと感がある」自分の理想のベーグルを追求するようになった。粉の種類や加水率、発酵時間、焼成温度などを何度も変え、ようやく「これだ」と思える生地にたどり着いたという。

 「アットホームで、毎日来ても飽きない場所にしたい。世代を問わず楽しめる味わいや雰囲気を大切にし、お客さまが思わず『ただいま』と言いたくなるような、温かい店を目指している。全てワンオペで、一日に作れる量に限りがあるので、早めの来店をお勧めしている」と鈴木さん。

 出店場所に板橋を選んだ理由について、「板橋に引っ越してきて人の温かさや下町のような雰囲気がとても魅力的で、すぐにこの街が大好きになり、『ここで夢を形にしたい』と思ったため」と話す。

 商品は、プレーン(300円)、チョコベーグル(360円)、抹茶あんバターきなこもちベーグル(390円)、きんぴらごぼうベーグル(380円)、しらすチーズベーグル(380円)、ほうれん草ベーコンチーズベーグル、カフェラテナッツキャラメルベーグル(以上370円)、えだまめペッパーチーズベーグル(380円)。

 鈴木さんは「ベーグルは本当に奥が深く、レパートリーも無限大。これからも新しいひらめきを形にしていき、毎日研究と挑戦を重ねながら、『今日もパンパンのベーグルが食べたい』と思ってもらえるような一個を作り続けて、当店のベーグルをもっとたくさんの人に届けたい」と意気込む。

 営業時間は11時~(なくなり次第終了)。 月曜・木曜・日曜・祝日定休。

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