板橋区の遊座大山商店街と板橋四ツ又商店街で11月20日、沖縄県の伝統芸能のエイサーが練り歩く「板橋エイサー道じゅね~」が開催される。
「道じゅね~」とは、沖縄県の方言で旧盆の送りの際に伝統芸能のエイサーを踊り地域の集落を練り歩く行列のこと。当日はエイサー踊り集団が2つの商店街を練り歩く。
2013年から始まった同イベント。遊座大山商店街ではこれまで、社会貢献と青少年育成の一環として東京のエイサー団体と商店街でのエイサーイベントを行ってきた。今回は、商店街活性化として規模を拡大し、板橋区全体に同イベントを普及させたいと「板橋エイサー」と銘打ち取り組む。継続開催することで認知度を上げ、板橋名物となることを目標に掲げる。
当日は、沖縄市山里青年会、桜風エイサー琉球風車、和光青年会を招く。沖縄市山里青年会は「沖縄全島エイサー」で優勝した経歴や、エイサーイベントで大トリを務めるなど、沖縄でも人気実力共にトップクラスの団体という。ほかにも在京で人気と実力のある団体が出演する。担当者は「本場沖縄のエイサーを堪能してほしい。開催中は熱い沖縄の風が吹き荒れる」と意気込む。
会場では、エイサー・三線体験教室も同時開催する。「みんなで作って叩(たた)いてみよう」企画では、参加者にクラフト締め太鼓を配布する(無くなり次第終了)。遊座大山商店街の都税事務所前広場では15時30分から、沖縄三線奏者の伊藤淳さんによる三線ライブも予定する。
同イベントの最後には、恒例の「合同カチャーシー」を行い、全団体が沖縄伝統の手踊り「カチャーシー」を会場と道路いっぱいに広がり踊る。前回は観客も一緒になって踊り、ラストにふさわしい盛り上がりをみせた。
開催時間は、板橋四ツ又商店街中央広場=13時~14時、遊座大山商店街=15時~17時45分。