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イオンシネマ板橋でCL決勝ライブビューイング パリSG初優勝に大歓声

横内洋樹アナウンサーのかけ声に合わせて応援の声出し練習をするインテルサポーター

横内洋樹アナウンサーのかけ声に合わせて応援の声出し練習をするインテルサポーター

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 「UEFAチャンピオンズリーグ」決勝のライブビューイングが6月1日、イオンシネマ板橋(板橋区徳丸2)で行われた。同イベントは全国のイオンシネマ37劇場で行われ、板橋会場では唯一、実況・解説者を招いて実施。早朝4時のキックオフにもかかわらず、約1000人が詰めかけ熱気に包まれた。

大学のサークル仲間で千葉から参戦したパリSGサポーター

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 「UEFAチャンピオンズリーグ」は、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する、欧州最強クラブを決定する大会。独占放送・配信するWOWOWとイオンエンターテイメントがタッグを組み、昨年に引き続きライブビューイングが実現した。決勝は、初優勝を目指すパリ・サンジェルマン(フランス)と、15年ぶり4度目の優勝を狙うインテル・ミラノ(イタリア)の一戦。

 イオンシネマ板橋では4つのスクリーンを使用。応援チーム別に分かれたスクリーン、中立な応援スタイルのスクリーンに加え、今年は英語放送のスクリーンも新設。パリSG応援スクリーンでは元プロサッカー選手の林陵平さん、インテル応援スクリーンでは元日本代表の坪井慶介さんが、それぞれ解説を務めた。

 深夜0時に入場開始。2時ごろからユニホーム姿の観客が徐々に増え、3時前にはドリンクやポップコーンなどを求める長蛇の列ができた。生中継が始まる3時30分までは、昨シーズンの決勝戦を上映した。実況アナウンサーの声がけによる声出し練習で一気に応援ムードが高まり、いよいよキックオフ。

 試合は、開始直後からパリSGが怒濤(どとう)の攻撃を仕かける。12分にはアクラフ・ハキミが古巣インテルから先制点を奪取。その後、19歳のデジレ・ドゥエ選手が2得点を挙げるなど計5ゴールを記録し、チャンピオンズリーグ決勝史上最多得点差となる5-0でパリSGが悲願の初優勝を果たした。

 歴史的勝利の瞬間、パリSG応援スクリーンでは大きな拍手が沸き起こり、何度もガッツポーズをするサポーターの姿が見られた。友人と訪れたファン歴7年の石川海斗さん(横浜市在住)は「本当に最高の気分。2点目で勝負が決まったと思った」と笑顔を見せ、「予選はスポーツバーで観戦したが、映画館での観戦は初めて。迫力があり、同じチームを応援する一体感が良かった」と振り返る。

 一方、セリエAの試合を年間700試合ほど観戦するという浅沼桃子さんは、神奈川県海老名市の自宅を5月31日20時に出発。近くのネットカフェで4時間仮眠を取り、インテル応援スクリーンの最後列で一人静かに見守った。試合後には、「相手が強すぎた。でも、ますますインテルを応援したくなった」と来シーズンに期待を込める。

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