女子プロサッカー「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」は11月24日、2024‐25 SOMPO WEリーグ第10節で大宮アルディージャVENTUSとホーム「味の素フィールド西が丘」(北区西が丘)で対戦し、4‐1で勝利を収めた。入場者数は1634人。
WEリーグ通算50試合出場を達成した菅野奏音選手(右)と、花束贈呈のプレゼンターを務めた姉で「南葛SC WINGS」の菅野永遠さん(左)(写真提供=WE リーグ)
試合開始前には、11月10日のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦でWEリーグ通算50試合出場を達成した菅野奏音(おと)選手へ花束を贈呈するセレモニーが行われた。プレゼンターは、来季のプレナスなでしこリーグ2部参入予定の「南葛SC WINGS」で活躍する、姉の菅野永遠(とわ)さんが務めた。
試合は前半21分、クリアボールを拾った日テレ・ベレーザの北村菜々美選手からのパスを、松田紫野選手がペナルティーエリア外から右足で狙うと、鋭い弾道で先制点をたたき出した。29分には、菅野奏音(おと)選手が縦パスで仕掛けると、松永未夢(みゆ)選手がさらに縦へとつなぎ、最後は土方麻耶選手がDFを2人交わしてシュート。わずかにタイミングを外された相手GKの頭上をかすめ、2-0とリードを広げた。37分には、相手のパスミスを奪った松永選手が中へ切り込み、左のスペースに送ると、走り込んだ山本柚月選手がダイレクトで決め追加点を挙げた。
3点リードで前半を折り返した日テレ・ベレーザは68分、右サイドから山本選手が菅野選手とのパス交換で攻め上がると、ゴールライン手前でマイナスに折り返したラストパスに菅野選手がダイレクトで合わせ、駄目押しの4点目を挙げた。78分に大宮アルディージャの甲斐碧海(まりん)選手に得点を許すも、今季カップ戦で2度の引き分けを喫した大宮アルディージャを相手に4‐1と快勝した。
日テレ・ベレーザは現在、首位を走るINAC神戸レオネッサに勝ち点2差の2位。この日が年内最後のホームゲームとなったリーグ戦は次節、11月30日のサンフレッチェ広島レジーナとのアウェー戦の後、ウインターブレークに入る。皇后杯5回戦は12月15日、レモンガススタジアム平塚でジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦する。