環境建築家の白江龍三さんが11月13日、「金沢の駅広場づくりとゼロエネルギー建築について」を演題に板橋区立グリーンホール(板橋区栄町)で講演を行う。
白江建築研究所代表で、前橋工科大学非常勤講師も努める白江さん。東京都多摩動物公園昆虫生態館で日本建築学会賞作品賞、日本システムウエア山梨ITセンターでグッドデザイン賞・日経ニューオフィス賞・免震構造協会賞作品賞など数々の賞を受賞している。
講演では、白江さんが手がけた金沢駅の広場と最先端の建築物であるゼロエネルギー建築について話す。金沢駅東広場は、2005(平成17)年に石川景観大賞を受賞し、アメリカの旅行雑誌で「世界で最も美しい駅14選」の一つにも選ばれている。400年の耐久性を目指し、新技術がたくさん用いられた。その耐久性が高いアルミ構造や太陽電池などのエピソードを語るという。建物で消費するエネルギーをゼロにすることを目指したゼロエネルギー建築については、近年の動向や木造・鉄骨造の事例などを紹介。講演の後には質疑応答の時間も設ける。
白江さんは「似たようなテーマで話す機会も多いが、いつも要望が盛りだくさんで、時間内に話きれない感じがしていた。今回は十分な時間があり、一般公開されているので、ぜひ多くの人に話を聞いてほしい」と呼びかける。
開催時間は15時30分~17時30分。参加無料。参加申し込みは一般社団法人板橋区建設関連協会事務局の電話とメールで受け付ける。