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板橋に「泊まれる猫カフェ」 保護猫が暮らす環境で飼い主探しも

「スタッフ猫」の「就業」は20時まで

「スタッフ猫」の「就業」は20時まで

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 板橋に10月12日、「保護猫カフェ」併設のゲストハウス「CAT'S INN TOKYO(キャッツイン東京)」(板橋区宮本町、TEL 050-5278-0663)がオープンした。

雑貨コーナーで販売している肉球トイレットペーパー

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 同施設は、保護猫の飼い主探しサロンを兼ねたゲストハウス型宿泊施設。大きな窓の外は近隣の学校に通う子どもたちの通学路となっており、猫を楽しそうに見ながら通る子どもたちの姿も多い。

 同施設にいる猫はすべて保護猫で、それぞれ支配人や客室係などの役職を受け持つ。オーナーの藍智子さんは「できれば新しい家族に迎えてもらうのが一番。そのためにもじっくり一緒に時間を過ごしてほしい。お互いに気心が知れたら飼い主として立候補し、生涯の家族として迎えてもらえれば」と話す。

 「私はあくまでも猫のサポート役。『スタッフ猫』のもてなしを楽しみながら、保護猫と仲良くなってもらえれば。ゲストハウスでは一般の猫カフェよりも猫と過ごす時間が長くなる。保護猫との相性や暮らし方をじっくり体感してほしくて、カフェとゲストハウスが併設のこの形に落ち着いた」とも。

 保護猫カフェ利用客には、初回時にオリエンテーションを行った後、会員証(500円)を発行する。会員証取得後は、30分=500円でカフェ利用に対応する。

 猫について造詣を深めてもらい、猫と暮らすことを視野に入れる人を増やしたいとの思いから、今後はセミナーやイベントなども積極的に開催していく予定という。

 藍さんは「猫と生活をしたことはないが猫が大好きな人や、猫に好かれる遊び方が分からない人に猫と仲良くなってもらい、一緒に楽しく暮らせるパートナーとなってもらえれば」と期待を寄せる。

 施設内ではオリジナル製作の猫雑貨なども販売する。ここでしか出合えない一点物の商品もあるという。神保町の猫専門書店「神保町にゃんこ堂」監修の猫関連書籍も取りそろえる。「宿泊して一晩中読書にふけることもできる。カフェや雑貨を目的に猫好きの客も足しげく通っている」と藍さん。

 「現在いる猫は8匹。生後2カ月ほどの子猫が4匹仲間入りしてにぎやかになってから、時間を忘れて過ごす方も増えている。かわいい盛りの猫たちにぜひ会いに来てほしい」と利用を呼び掛ける。

 カフェの営業時間は日によって変動する。問い合わせは同店まで。

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