板橋区立大原社会教育会館(板橋区大原町)と同成増社会教育会館(成増1)が10月から新たに生涯学習センター「まなぽーと」として生まれ変わった。
10月2日には「まなぽーと大原」で2所合同開所式と大原オープニングイベントを開催。開所式の後は小中学生のダンスや合唱、書道パフォーマンスの披露、内覧会では館内の各会場でサークルの作品展示や体験コーナーなどが行われた。
以前の社会教育会館ではシニア世代を中心としたサークル活動が活発に行われていたが、今後は若者からシニアまで幅広い世代の学びや趣味の活動・仲間作りなどを支援し、世代を超えた学びと交流の拠点施設として位置付けていく。併せて、両所とも施設を一部改修し、中高生・若者を中心とした利用者層の居場所、支援スペースとなる「i-youth(あい・ゆーす)」を新たに設けた。
支援スペースの利用対象は小学生を除く12~39歳。気軽に立ち寄れるカフェや談話スペースや、学習室、多目的室、音楽練習室などを備え、仲間と一緒に活動するだけでなく、一人でも過ごすことができる。学校や社会になじめない若者にも安心できる居場所をと、社会教育の専門職員を常時配置することで、中高生・若者のニーズを反映させた施設運営や事業展開を予定している。
今後は「i-youth(あい・ゆーす)」の利用者を増やすことを目標に、職員の得意分野に合わせて居場所づくりのイベントや講座を毎日企画していく。月末に始める「カフェをオープンしよう」をテーマにした講座では、来年2月のセンターのイベントでカフェ運営することを目指して活動する。
開館時間は9時~21時30分。中高生・若者支援スペースの運営時間は13時~21時(土曜は9時~21時、日曜・祝日は9時~17時)。第3月曜休館。