板橋の小豆沢体育館(板橋区小豆沢3)で12月4日・5日の2日間、「板橋区民DAY」と銘打った「東京エクセレンス」と「バンビシャス奈良」によるBリーグ戦が行われ、ホームの声援を受けた東京エクセレンスが連勝で最下位を脱した。
プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」のB2中地区に属する同チーム。エースの一人である椎名雄大選手の負傷や、10月の連敗などつらい時期が続いた。
そうした中で行われた「板橋区民デイ」。板橋区民は前売り料金から500円引きになるもので、地元の人がより気軽に応援できるようにと企画された。これまでもオフシーズンのイベントなどで積極的に地元とつながりをもってきた同チームの応援に、多くの板橋区民が駆け付け熱い声援を送った。
4日のハーフタイムショーでは、板橋区ハッピーロード大山商店街の公認アイドル「Cutie Pai まゆちゃん」が、同チームチア「東京エレガンス」とのショーで会場を盛り上げた。
試合は両日とも、前半にリードするものの後半で差を詰められるというハラハラする展開。最後の1分を切るまで勝負が分からない状況だった。結果、2日続けて2点差での辛勝となったが、この勝利により最下位を脱した同チームは地区4位へと浮上した。
今季初の2連勝を果たし、早水将希ヘッドコーチは「この2日間、選手たちは最後まで本当に戦い続けてくれた。それがこの2日間、僅差で勝ち切れた結果になっている。このような僅差の試合では、声援が大変力になる。リバウンドを取った時やシュートを決めた時の歓声が、本当にホームの力だと感じた。みんなの力で取れた2点差」と話した。
5日のヒーロー選手に選ばれた飛田浩明選手は「このまま勝ち続けます」と力強く話し、試合後のハイタッチでは選手にも観客にも笑顔があふれた。
運営本部スタッフは「皆さんに支えられることでチームは強くなる。もっと地域と一体になって、より上を目指したい」とホームでの連勝に手応えを感じていた。