ハラール料理を提供しハラール食材を扱う「メヘル・ハラールフード&レストラン」(板橋区常盤台4)が9月19日、上板橋駅から徒歩3分、区立教育科学館の近くにオープンした。席数は、4人席2卓と1人席1卓、計9席を用意する。
ターコイズブルーの壁に統一された店内には4人席2卓と1人席1卓を用意
ハラール料理は、豚肉や豚の油を使わず、アルコールは避けるなど、ムスリムの戒律で「許されたもの(ハラール)」を使った料理を指す。店内では飲食スペースのほか、バングラデシュ、パキスタン、インド、ネパールなどから輸入したハラール食材を販売する。
店主の伊藤偉久晴(いとう・いくばる)さんはバングラデシュ出身で、12年ほど前に来日し、現在は日本の国籍を取得している。以前は中板橋でハラール食材の販売店を営んでいたが、レストランも開きたいとの思いから、同店のオープンにつながった。店名の「メヘル」は娘の名前から付けたという。
「ムスリムの人だけではなく近隣の人にも気軽に来てほしい」と、カレーやケバブなど、日本にもなじみのあるメニューをそろえているという。バングラデシュでは、ナンとは異なり生地を発酵させないパンが一般的。同店ではパラタや丸いナンとして、フライパンで焼いたものを提供している。「砂糖を使っていないので、辛いけれどスパイスの香りを楽しんでほしい」と話す。メニューは、丸いナンカレー(700円)、チキンビリヤニ(950円)、ケバブ丼(800円)、ラッシー(300円)など。
営業時間は月曜は13時30分~21時、火曜は17時~21時、水曜・金曜~日曜は11時~15時30分、16時~21時。木曜定休。