
板橋区立上板橋第一中学校(板橋区小茂根1)で10月10日、同校7年生を対象に「新校舎図書室のインテリアを考えるワークショップ」が開催された。
同校は、2027年の新校舎(南常盤台1)完成を予定しており、現在は上板橋第二中学校の旧校舎を利用している。今回は新図書室のインテリアを、実際の利用者となる生徒たちの視点を取り入れようと企画した。
当日、始めに新校舎のイメージ動画を視聴。内部は吹き抜けになっており、廊下を壁で仕切っていないことから図書室に入りやすく、日常的に立ち寄れる場所になるよう設計されているのが新図書室の特徴。続いて、図書室の壁や天井の内装、テーブル、椅子ごとに、それぞれ3案を提示。どの内装、どの家具がいいかと、「図書室でどんなことをしたいか」を考えるグループワークを行った。壁と天井の素材、家具の見本も展示し、生徒たちは座ったり、触れたりしながら使い心地を確かめた。生徒たちは意見交換を経て、最後にグループごとに発表した。
生徒からは「実際の机や椅子を見てわくわくして楽しかった」「勉強や本を読むのはもちろんだが、友達などと企画してイベントができるスペースもあるみたいなので新校舎ができるのが楽しみ」などの意見が聞かれた。
板橋区教育委員会事務局新しい学校づくり課長の柏田真さんは「皆さん、真剣に、楽しそうに意見交換しているのが印象的だった。今回皆さんから出してもらった意見を集計し、実際の内装、インテリアに反映していく。2年後の完成を楽しみにしてもらえれば」と話す。