
女子プロサッカー「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」は8月17日、2025/26SOMPO WEリーグ第2節でノジマステラ神奈川相模原とホーム「味の素フィールド西が丘」(北区西が丘)で対戦し、5-0で大勝した。入場者数は2121人。
得点を決めた5選手。右から北村菜々美選手、眞城美春選手、樋渡百花選手、松永未夢選手、土光真代選手(写真提供=WE リーグ)
昨季、WEリーグ初優勝を果たした日テレ・ベレーザは第1節でINAC神戸レオネッサに敗れ、黒星スタート。連覇を狙う女王として、負けられないホーム開幕戦となった。
試合は序盤から日テレ・ベレーザがチャンスをつくるもゴールを奪えず、スコアレスで前半を折り返す。56分にはピンチを迎える。ノジマステラの大竹麻友選手にDFの背後を突かれシュートを許したが、GK野田にな選手の好セーブでしのいだ。
試合が動いたのは60分。北村菜々美選手のミドルシュートで先制すると、そこから怒涛(どとう)のゴールラッシュが始まった。62分には土光(どこう)真代選手のクロスに走り込んだ眞城美春選手がダイレクトでたたき込み2‐0に。66分には眞城選手のシュートのこぼれ球を樋渡百花(ひわたりもか)選手が押し込み追加点。わずか6分間で3点のリードを奪い、一気に主導権を握った。
交代出場の選手も躍動する。84分、青木夕菜(ゆな)選手のクロスにスライディングで合わせた松永未夢(みゆ)選手が4点目をマーク。さらにPKを獲得した土光選手が自ら冷静に決め、5-0で快勝した。
今季から指揮を執る楠瀬直木監督は試合後、「ゴールが遠かったが、複数の得点を取れて勝てて良かった。チーム作りはまだ道半ばだが、みんな焦らずにしっかりチームのコンセプトを遂行してくれたので、良い勝ち方ができたと思う。お盆の最終日に、こんなに多く見に来てくれたファン・サポーターに感謝している」と話す。
今季の日テレ・ベレーザは、リーグ2連覇の他、カップ戦、皇后杯、AFCアジアチャンピオンズリーグ(AWCL)の4冠を狙う。次のホームゲームは8月24日、「味の素フィールド西が丘」で浦和レッズレディースと対戦する。18時キックオフ。